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[CL]香川、CLデビュー!!ドルトムントはホームでアーセナルと引き分け、ドロー発進

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 香川、CLデビュー!! UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は13日、各地でグループリーグ第1節を行い、F組のドルトムント(ドイツ)はホームでアーセナル(イングランド)と対戦し、1-1で引き分けた。日本代表MF香川真司は4-2-3-1のトップ下で先発出場し、0-1の後半40分までプレー。チームはその後、同点に追い付き、からくもドローに持ち込んだ。なお、アーセナルのFW宮市亮はベンチ入りしなかった。

 待望のCLデビューは、消化不良に終わった。チャンスはあった。前半9分、自陣からDFフンメルスが右足アウトサイドで絶妙なロングフィード。オフサイドラインをかいくぐった香川が抜け出し、決定機を迎えたが、胸トラップから左足を振り抜いたシュートは大きく上に浮いてしまった。

 昨シーズンのブンデスリーガで9シーズンぶり7回目の優勝を飾ったドルトムント。2002-03シーズン以来、9シーズンぶりの出場となる欧州CLの舞台で若いチームに気後れがあったが、中盤を支配し、試合を優勢に運びながら、ラストパス、フィニッシュで精度を欠いた。

 前半12分には高い位置でインターセプトしたMFゲッツェがドリブルで持ち込み、絶妙のスルーパス。PA内に抜け出したFWレワンドフスキはGKもかわして右足でシュートを打ったが、ゴールラインぎりぎりでカバーに入ったDFサニャのクリアに阻まれた。

 すると、前半42分、痛恨のミスから先制を許してしまう。自陣でMFケールのパスが弱くなり、FWファン・ペルシーがスライディングタックルでボールをカット。こぼれ球を拾ったFWウォルコットのスルーパスにファン・ペルシーが抜け出し、右足でゴールに流し込んだ。

 0-1で後半に折り返したドルトムントは反撃に出る。後半8分、香川がドリブルで仕掛け、鋭い切り返しからゲッツェに預け、リターンパスをもらおうとPA内に走り込むが、ゲッツェのパスはDFがカット。同30分には香川が積極的にミドルシュートを狙ったが、ゴール上に浮いた。

 後半36分には左CKのこぼれ球がゴール前のDFスポティッチの目の前にこぼれる絶好機が訪れたが、シュートはGKの正面。同38分、ゲッツェのミドルシュートも枠を外れた。

 香川は後半40分にMFモハメド・ジダンと交代。このまま敗戦かと思われた後半43分、右後方からのDFシュメルツァーのFKはDFに弾き返されたが、セカンドボールをPA外のMFペリシッチが左足ダイレクトで振り抜き、豪快なボレーシュートがゴール右上に突き刺さった。GKが一歩も動けないスーパーゴールで1-1の引き分けに持ち込んだドルトムント。ホームで勝ち点3を挙げることはできなかったが、土壇場で敗戦を免れ、勝ち点1を獲得した。

[写真]トップ下で先発し、欧州CLデビューを果たしたMF香川真司


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