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[CL]長友、今度は左SBで先発も…ホームで敗戦のインテルは公式戦3連敗

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 ホームでまさかの敗戦……。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は14日、各地でグループリーグ第1節2日目を行い、B組のインテル(イタリア)はホームでトラブゾンスポル(トルコ)と対戦し、0-1で敗れた。DF長友佑都は左SBでフル出場したが、チームは8月6日のミランとのイタリアスーパーカップ(1-2)、今月11日のセリエA開幕節となったパレルモ戦(3-4)に続いて公式戦3連敗。今季から就任したガスペリーニ監督にとっては苦難の船出となった。

 3-4-3で臨み、大量4失点を喫したパレルモ戦から中2日。ガスペリーニ監督は代名詞でもある3バックを捨て、4-3-3にシステムを変更した。DFルシオとDFラノッキアがCBを組み、MFカンビアッソをアンカーにMFサネッティとMFオビが中盤を構成。前線は右にFWサラテ、左にMFスナイデル、中央にFWパッツィーニが位置した。

 しかし、パレルモ戦からの悪い流れを断ち切ることはできなかった。選手がピッチを足を滑らすシーンも多く、アタッキングエリアに入ってからのプレーの精度、選手間の呼吸が合わない。前半32分、オビからパスを受けたサラテのシュートはGKに阻まれ、その直後にスナイデルのスルーパスからサラテがようやく決定機を迎えたが、決め切れなかった。

 パレルモ戦では3-4-3の左MFで先発した長友。この日は4バックの左SBでフル出場し、何度かオーバーラップを見せたが、決定的な仕事はできない。前半21分には自らのパスミスでボールを失い、思わず後方から倒してしまい、警告を受けた。

 0-0のまま後半に折り返すと、立ち上がりはトラブゾンスポルが勢いよく攻め込み、インテルは後手に回る。それでも地力の差で押し返し、後半27分に途中出場のFWディエゴ・ミリートがカンビアッソのスルーパスから決定的なシュートを放つもGKが体を張って抑えた。同28分にもサネッティの右クロスにミリートが頭で合わせたが、ゴール左に外れた。

 すると後半31分、トラブゾンスポルがこの試合初めてのCKを獲得。ゴール前へのクロスは一度はルシオが弾き返したが、PA外のセカンドボールに長友が競り勝てず、ボールは再びエリア内に戻される。こぼれ球を左足ボレーで合わせたFWハリル・アルティントップのシュートはクロスバーに救われたが、カンビアッソのクリアが中途半端となり、DFチェルストカに拾われ、ゴールネットを揺らされた。

 結局、トラブゾンスポルに許した唯一の枠内シュートが決勝点に。必死の反撃も最後まで空転し、ホームで痛恨の零封負け。試合後はサンシーロのスタンドからブーイングも飛ぶなど、セリエAに続く黒星スタートとなったインテルが早くも危機に立たされている。

[写真]DF長友佑都は左SBでフル出場も…

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