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新潟が4発快勝で8戦ぶり勝利、残留へプロ初ゴールの酒井高「絶対大丈夫」

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[10.1 J1第28節 新潟4-2横浜FM 東北電ス]

 アルビレックス新潟が今季最多タイの4得点で優勝を争う横浜FMに4-2で快勝し、8試合ぶりの勝ち点3を手にした。公式戦9試合ぶりの勝利となった28日のナビスコ杯・清水戦(3-1)で初の8強入りを決め、弾みを付けて臨んだリーグ戦。この日、16位甲府が敗れたため、降格圏までの勝ち点差を5に広げる大きな1勝となった。

 前半20分、右サイドで粘ったMF田中亜土夢のパスからDF村上佑介がダイレクトで右クロス。これをMFチョ・ヨンチョルが頭で合わせ、先制のゴールネットを揺らした。前半のシュート数は6本対1本。終始、主導権を握り、前半を折り返すと、後半に入っても新潟が立て続けにゴールを奪った。

 後半14分、左サイドからカットインしたDF酒井高徳が豪快に右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートはクロスバーの下側を叩いてゴールマウスに吸い込まれる。「シュートも気持ち良かったし、興奮した」というプロ3年目のU-22日本代表DFが待望のプロ初ゴールを決め、2-0と突き放した。

 さらに、その1分後の後半15分には最終ラインでパスを回す横浜FM守備陣に対し、FWブルーノ・ロペスがプレッシャーをかけてDF栗原勇蔵のミスを誘うと、こぼれ球を拾ったFWミシェウが3点目。同26分に1点を返されたが、直後の同27分に村上の右クロスからロペスが豪快なダイビングヘッドを叩き込み、4-1と試合を決定付けた。

 後半45分にはJデビューとなるルーキーのDF増田繁人を投入し、逃げ切りを図る。後半ロスタイムに2失点目を喫したが、4-2の快勝で8月6日の清水戦(4-0)以来、リーグ戦では56日ぶりの白星。ナビスコ杯に続く公式戦連勝を飾った。酒井高は試合後のインタビューで「チームは仕上がってきているし、一丸となっている。新潟らしいサッカーを続けていけば、絶対大丈夫」と力説。残留争いから抜け出すためにも、自信を取り戻す価値ある勝ち点3となったのは間違いない。

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