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U-19日本女子代表は土壇場で追いつき、中国とドロー

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 ベトナムで開催中のAFC U-19女子選手権を戦うU-19日本女子代表は6日に第1戦を迎え、U-19中国女子代表と対戦した。前半29分に失点したものの、後半終了間際のロスタイム3分にMF浜田遥(スペランツァFC高槻)が土壇場の同点弾。1-1で引き分けた。

 第2戦は8日に行われ、日本はU-19韓国女子代表と対戦する。

出場メンバー及びJFA発表のコメントは以下の通り

■出場メンバー
▽GK
21 望月ありさ(日テレ・メニーナ)
▽DF
2 齊藤あかね(浦和レディース)
73分→13 柴田華絵(浦和レディース)
20 高木ひかり(常葉学園橘高)
4 佐山桃子(静岡産業大磐田ボニータ)
22 中村ゆしか(関東学園大)
70分→6 仲田歩夢(常盤木学園高)
▽MF
7 藤田のぞみ(浦和レディース)
8 猶本光(福岡Jアンクラス)
14 加藤千佳(浦和レディースユース)
42分→11 横山久美(十文字高)
16 田中陽子(JFAアカデミー福島)
5 浜田遥(スペランツァFC高槻)
▽FW
10 京川舞(常盤木学園高)

■サブメンバー
▽GK
1 武仲麗依(INAC神戸)
12 池田咲紀子(浦和レディース)
▽DF
3 坂本理保(浦和レディース)
17 和田奈央子(JFAアカデミー福島)
19 鈴木里奈(常盤木学園高)
▽MF
15 松川智(大阪桐蔭高)
18 川島はるな(JFAアカデミー福島)
▽FW
23 佐藤楓(HOYOスカラブFC)
24 瀬口七海(早稲田大)

■試合後のコメント
●吉田弘
「ほとんど負けていたような試合だったので、なでしこ(ジャパン)ではないが強い気持ちによって最後に追いつき、勝ち点1を取れたのは良かった。
芝が深かったこともあり、ボールが走らず、自分たちの持っている技術を十分に発揮することができなかった。それによって、やりたいことがなかなかできず、狙ったようなチャンスを作る回数が少なかった。

 中国がどのようなトレーニングをやってきているのかは知らないが、試合の中でやろうとしていることははっきりしていた。自分たちがボールを持っても芝のせいでパススピードが遅くなると、攻撃全体のスピードが遅くなってしまい、その間に引きが早い中国の選手たちが戻ってしまい、そこを崩しきれなかった。

 初戦の緊張もあったような選手もいたが、これは本人たちが乗り越えなければならないものだ。
初戦を引き分けという結果に終えたが、まだ優勝できる可能性は十分残っている」

●MF藤田のぞみ(浦和レディース)
「初戦ということもあり、緊張しないように、自分たちのサッカーをしようとしたが、入りが固くなってしまった。うまくバランスが取れていない時に先制されてしまい、その後相手の流れになってしまったのは反省点。

 試合前には、相手に合わせず自分たちのサッカーをし、個人的にはボールに絡んで積極的に仕掛けていこうと思っていた。しかし、良くないピッチコンディションで1つ1つのパスやコントロールのリズムが変わってきて、小さなことが全体の流れに影響し、長くボールを保持できない状況となった。

 勝ち点3と勝ち点1では大きく違う。今日は最低限の結果だったと思う。次の試合は誰が出るか分からないが、絶対に落とせない試合なので、もう1日しかないが、チーム全員で今日の反省を活かせる部分をしっかり改善し、コンディションを整え、気持ちを切り替えて準備をしたい」

●MF浜田遥(スペランツァFC高槻)
「序盤から相手が守備のブロックをしっかりと敷いていたので、前半は焦って裏ばかり狙ってしまった。ハーフタイムにこれを改善しようと話し合ったが、前半のうちから早めに攻撃の仕方に変化をつけられれば良かった。

 得点シーンは、相手GKがこちらのFKのボールをこぼすと思っていたので、GKと同じラインに立ち、こぼれを狙っていた。そこにボールがこぼれて来たので、スライディングで押し込んだ。

 2年前のAFC U-16女子選手権で中国と当たった時はそれほど強いイメージはなかったが、2月に(準決勝で中国と対戦した)ロシア遠征に行ったメンバーから、中国はかなり変わったと聞いていた。実際に今日対戦してみて、ターンなどもうまく、とてもレベルアップしていると感じた。

 今日、勝てればもちろん良かったが、勝ち点が取れないよりも良かった。次は勝ち点3が取れるようにしたい」

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