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ベトナム戦途中交代の槙野がザックにまさかの“お願い”

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 7日のベトナム戦で両足、背中をつって後半23分に途中交代した日本代表DF槙野智章(ケルン)は試合から一夜明けた8日の練習に元気な姿を見せ、「問題ないです」と笑顔で“復活”を宣言した。

 “槙野節”はこの日も健在だった。試合後、宿舎の食事会場でアルベルト・ザッケローニ監督からチームメイトの前で「足をつった理由は分かるか?」と聞かれたという槙野は「自分なりに分かっているつもりです」と返答。「所属チームで試合に出ていないからだ」と指摘した指揮官に「それじゃあ監督からケルンの監督にお願いしてください」とジョークで返した。「監督も笑ってました」と一連のやり取りは明かす槙野。転んでもただでは起きないムードメーカーは、アクシデントさえも“ネタ”に変えた。

 もちろん、ピッチ上でも汚名返上を狙っている。11日のW杯アジア3次予選で対戦するタジキスタンとは、06年にインドで開催されたAFC U-19選手権のグループリーグで対戦。槙野はCBとしてフル出場し、4-0の快勝に貢献した。「引いて守っているイメージはあった。早い時間に点を取ること。さらに早めに追加点を取れば、相手も守っていられなくなる。試合の入りが大事だと思う」。5年前の試合では前半8分にFW森島康仁のゴールで先制し、4得点のゴールラッシュにつなげた。タジキスタン戦は4バックで臨む可能性が高く、槙野もベンチスタートとなりそうだが、チームの勝利のために準備は怠らない。

[写真]練習中に笑顔を見せるDF槙野智章

(取材・文 西山紘平)

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