ベトナムで開催されているAFC U-19女子選手権に出場中のU-19日本女子代表は8日、第2戦でU-19韓国女子代表と対戦し、3-1で快勝した。後半14分にFW京川舞(常盤木学園高)のゴールで先制すると、同16分にFW横山久美(十文字高)、同34分にMF柴田華絵(浦和レディース)が追加点。韓国の反撃を同40分の1点に抑えた。

　中国との初戦を1-1で引き分けた日本は今大会初勝利。勝ち点を4に伸ばし、2連勝の北朝鮮に次ぐ2位に付けている。日本は今後、10日にオーストラリア、13日に北朝鮮、16日にベトナムと対戦する。

　AFC U-19女子選手権は日本、北朝鮮、中国、韓国、オーストラリア、ベトナムの6チームが総当たりのリーグ戦を行い、上位3チームが12年に開催されるU-20女子W杯に出場する。

【順位表】
1.北朝鮮(6)+2
2.日本(4)+2
3.中国(4)+1
4.オーストラリア(3)0
5.ベトナム(0)-2
6.韓国(0)-3

出場メンバー及びJFA発表のコメントは以下の通り

<出場メンバー>
▽GK
21 望月ありさ(日テレ・メニーナ)
▽DF
2 齊藤あかね(浦和レディース)
20 高木ひかり(常葉学園橘高)
4 佐山桃子(静岡産業大磐田ボニータ)
22 中村ゆしか(関東学園大)
85分→6 仲田歩夢(常盤木学園高)
▽MF
7 藤田のぞみ(浦和レディース)
46分→11 横山久美(十文字高)
8 猶本光(福岡Jアンクラス)
13 柴田華絵(浦和レディース)
16 田中陽子(JFAアカデミー福島)
5 浜田遥(スペランツァFC高槻)
68分→24 瀬口七海(早稲田大)
▽FW
10 京川舞(常盤木学園高)

<試合後のコメント>
●吉田弘監督
「前半の立ち上がりはよいペースで試合を進められたが、点が取れないまま、自分たちのミスでボールを失い、危ない場面も何度かあった。しかし後半、先取点を取り、さらに追加点を取れて楽になった。韓国は1試合目の朝鮮民主主義人民共和国との試合に逆転負けを喫し、この試合でも3失点したので精神的にガクッときたのだろう。
　初戦は緊張というよりも、ほぼ負けていた試合で追いついて勝ち点を拾ったので、今日はどうしても勝ちたかった。先に点が取れ、それによって自分たちがボールを回せるようになり、自分たちがやろうと思っていた場面を多くつくり出せた。ただ、今までやってきた個人での仕掛けやDFラインの裏を突くということをしたかったが、その数は少なかったように感じる。
　次は1日おきの3連戦の3試合目となるため、非常にきつい試合になると思う。頭を切り替えてメンバーを考えて臨みたい」