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194cmの高さで2発!!初先発初ゴールのハーフナー「鳥肌が立った」

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[10.11 W杯アジア3次予選 日本8-0タジキスタン 長居]

 194cmの長身ストライカーが、その高さを存分に見せ付けた。A代表初先発の日本代表FWハーフナー・マイク(甲府)がヘディングで2得点。「うれしいけど、こういう試合だったので……。相手も相手だったし。でもうれしいです」。国際Aマッチ3試合目の出場で待望の初ゴール。圧勝劇の口火を切った。

 前半11分、DF駒野友一からの右クロスに打点の高いヘディングで合わせ、先制点。早い時間に1点が欲しかったチームを勢い付ける一発となった。4-0で折り返した後半開始2分にも再び駒野の右クロスから自身2得点目。「練習からどんどんいいボールが入ってきていた。あんなにいいボールばっか来たら決めないと。入って良かった」。引いて守る相手をこじ開けるべく、高さに期待して先発に抜擢したザッケローニ監督の起用に応える2発に胸をなで下ろした。

 予感はあった。監督から先発を告げられたのは試合当日だったが、非公開で行われた前日練習で主力組に入ってプレー。「昨日の練習の中でスタメンがあるかなって。そういうメンバーだったので」。前日練習で左足首を負傷。痛み止めを飲んでのプレーとなり、2点目を決めた直後の後半4分にベンチへ下がったが、49分間の出場で存在感を発揮した。

「やばかったです。鳥肌が立ちました」。A代表初先発に緊張もあった。その中で、これまでのザックジャパンにはなかった高さという強烈な武器を実戦で見せ付けた。「これを続けていくことが大事」と次を見据える大型ストライカーにとって、この日の2発もエース襲名への“序章”に過ぎないかもしれない。

[写真]高い打点で先制点を決めるハーフナー。大型ストライカーがついに覚醒の気配だ

(取材・文 西山紘平)

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