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香川の4戦ぶり今季2点目を皮切りに5発大勝!!ドルトムントが4連勝

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 香川の今季2点目から5発快勝!! ブンデスリーガは22日、第10節2日目を行い、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントはホームで日本代表DF槙野智章の所属するケルンと対戦。前半7分、香川の今季2得点目で先制すると、今季最多となる5得点を挙げ、5-0で大勝した。前節のハノーファー戦に途中出場し、今季初出場を果たした槙野は2試合連続でベンチ入りしたが、出番はなく、日本人対決は実現しなかった。

 香川の4試合ぶりゴールがゴールラッシュの口火を切った。前半7分、DFフンメルスが縦パスを入れると、オフサイドポジションに立っていた香川の背後からMFグロスクロイツが左サイドのスペースに飛び出す。香川はプレーせずにボールを見送り、グロスクロイツにパスが渡ってから再びゴール前に走り込むと、左サイド深い位置まで切れ込んだグロスクロイツのマイナスの折り返しに右足ワンタッチで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 今季初ゴールを決めた9月18日のハノーファー戦(1-2)以来、4試合ぶり今季2得点目。欧州CLを含めれば、実に公式戦6試合ぶりとなる待望のゴールだった。リーグ戦では過去2戦ベンチを温め、出番なし。19日の欧州CL・オリンピアコス戦(1-3)で公式戦3試合ぶりの先発出場を果たしたが、好機をものにできず、後半21分に交代した。この日がリーグ戦は3試合ぶりの先発出場。欧州CLでの借りを返す先制点がチームを勢いづけた。

 前半25分には香川が右サイドに展開し、MFゲッツェがグラウンダーのクロス。ゴール前の混戦からMFベンダーが落としたボールをDFシュメルツァーが豪快に右足で蹴り込み、追加点を奪った。

 さらに前半44分にも香川が後方に戻したところからDFピシュチェクの縦パスにベンダーが反応。PA内右サイドのスペースに抜け出し、ゴール前に折り返すと、FWレワンドフスキが右足で合わせ、3-0とリードを広げた。

 ドルトムントの勢いは後半に入っても衰えない。後半5分にレワンドフスキがこの日2点目。同21分にもMFケールが加点し、5-0と試合を決定付けた。香川は後半26分に交代。クロップ監督と抱擁をかわすと、スタンドからは香川コールの歌声が響き渡った。

 リーグ戦はこれで4連勝。しかも3試合連続完封勝利と、徐々に攻守がかみ合ってきた。欧州CLは3試合を終えて2分1敗とグループリーグ突破が厳しい状況となる中、中2日で迎えたリーグ戦で悪い流れを断ち切り、香川にとってもチームにとっても大きな1勝となった。

[写真]前半7分に香川真司が先制点を決める


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