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[EL]内田が公式戦8試合ぶり復帰も…格下相手にスコアレスドロー

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 ヨーロッパリーグ(EL)は3日、各地でグループリーグ第4節を行い、J組では日本代表DF内田篤人の所属するシャルケ04(ドイツ)がホームでAEKラルナカ(キプロス)と対戦し、0-0で引き分けた。右太腿肉離れで離脱していた内田は右SBで先発し、9月24日のフライブルク戦(4-2)以来、公式戦8試合ぶりに復帰。後半32分までプレーしたが、チームは格下相手に勝ち切れなかった。シャルケは勝ち点を8に伸ばし、首位を守ったが、2位マッカビ・ハイファ(イスラエル)が勝ち点6、3位ステアウア・ブカレスト(ルーマニア)が同5と、勝ち点3差に3チームがひしめく混戦となっている。

 内田が40日ぶりに公式戦のピッチに立った。前半はなかなか攻撃参加の機会がなかったが、0-0で折り返した後半は果敢にオーバーラップ。後半9分にはカウンターから正確なクロスをゴール前に送るなどチャンスメイクしたが、わずかに味方に合わなかった。

 敵地で5-0と大勝した相手を攻めあぐねた。後半20分にはMFホルトビーがGKと1対1の絶好機を生かせず、逆に何度もピンチを招いた。しかし、負傷離脱中のGKフェーマンに代わってゴールを守るGKウンナースタルが再三のビッグセーブでゴールを死守。終盤にはFWフンテラールが鼻を負傷し、大量に出血。ピッチを離れると、交代枠を使い切っていたため10人での戦いを強いられるなど、最下位・AEKラルナカを相手に何とかスコアレスドローに持ち込んだ。

 9月27日の練習中に負傷し、公式戦5試合を欠場した内田。10月18日から練習に合流し、26日のドイツ杯・カールスルーエ戦(2-0)、29日のブンデスリーガ・ホッフェンハイム戦(3-1)と2試合連続でベンチ入りを果たしたが、出番がなく、この日が待望の復帰戦だった。日本代表にも約2ヵ月ぶりに招集。11日にタジキスタン戦、15日に北朝鮮戦とW杯アジア3次予選が待っている。この日は不完全燃焼の途中交代となったが、6日のブンデスリーガ・ハノーファー戦でフル出場を果たし、最終予選進出が懸かるアウェー2連戦に弾みを付けたい。

[写真]公式戦8試合ぶりに復帰したDF内田篤人


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