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細貝、ノイアーの牙城崩す今季3点目!追撃弾もバイエルンから金星ならず

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 細貝が首位・バイエルンから今季3点目!! ブンデスリーガは6日、第12節3日目を行った。日本代表MF細貝萌の所属する17位アウクスブルクは首位を独走するバイエルンと対戦。10試合連続の先発出場を果たした細貝は4-3-3のアンカーの位置に入ると、0-2の後半14分に6試合ぶり今季3点目となる追撃弾を決めた。しかし、試合はそのまま1-2で敗れ、大金星はならず。2連敗で最下位に転落した。バイエルンのMF宇佐美貴史は2試合連続でベンチ入りしたが、出番はなく、日本人対決は実現しなかった。

 今季11試合でわずか4失点のドイツ代表GKノイアーの牙城を破った。0-2で迎えた後半14分、アウクスブルクはMFベルナーの左CKをDFブラッカーが競り合うと、PA内左サイドにこぼれたボールをMFブリンクマンが頭で折り返した。ゴール前の密集を越え、ファーサイドまで流れてきたボールに詰めていたのが細貝だ。

 迷わず右足を振り抜くと、低く抑えたグラウンダーのシュートはノイアーの脇を抜け、枠を捉える。バイエルンMFアラバが必死にクリアするが、ボールはすでにゴールラインを割っており、ゴールイン。細貝の今季3点目がバイエルンを追い詰めた。

 勢い付くアウクスブルクは同点ゴールを目指して猛攻を仕掛ける。しかし、後半38分、GKと1対1を迎えたFWカプラニの左足シュートはノイアーがビッグセーブ。あと一歩及ばず、1-2で敗れた。

 2日の欧州CL・ナポリ戦で鎖骨を骨折したMFシュバインシュタイガーを欠いたバイエルンだが、立ち上がりはその不安も感じさせなかった。前半16分、MFリベリの左CKにDFファン・ブイテンがニアで合わせると、GKが前に弾いたボールをFWマリオ・ゴメスが頭で押し込み、難なく先制した。

 さらに前半28分、ノイアーからのロングキックを前線でゴメスがキープ。駆け上がってきたMFミュラーに預け、ミュラーからのラストパスを受けたリベリが鋭い切り返しでDFを振り切り、左足で2点目を奪った。

 ところが、2-0で折り返した後半は集中力が欠けたか、アウクスブルク相手に隙を見せ、反撃を許した。一度手放したペースを引き戻すこともできず、下位チーム相手に2-1の辛勝だった。次節はインターナショナルウィークを挟んで19日。勝ち点5差の2位ドルトムントとの直接対決となる。

[写真]バイエルンから今季3点目を決めたMF細貝萌


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