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11/24U-22代表練習後の選手コメント

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 27日の五輪アジア最終予選第3戦でシリアと対戦するU-22日本代表が24日、都内で練習を行った。
以下、練習後の選手コメント

●FW山崎亮平(磐田)
―右太腿裏の状態は?
「もう(全体練習に)合流できるぐらいまで来ている。試合は問題ないと思う。最初は走っても違和感があったけど、今日やってみてだいぶよくなった」
―シリア戦は2連勝チーム同士の試合だが?
「絶対に勝たないといけない。ここで勝って突破に大きく近づく。勝ち点3を取りたい」
―バーレーン戦を外から見ていてどう思った?
「難しい試合になるとは思っていた。セットプレーから点を取って、無失点で終えたのはよかった」
―バーレーン戦は同じポジションの大津が点を取ったが?
「前の選手は常にポジション争いをしている。大津が入ってきたからではないが、みんなでいい意味で競争できている」

●FW大迫勇也(鹿島)
―別メニューでの調整だったが?
「全然大丈夫。大事を取ってという感じなので、大したことはない。向こうのピッチが少しゆるかったので、そこでの足の負担はありますけど、でも問題はない。大丈夫」
―コンディションは?
「思ったよりは全然大丈夫。しっかり出れるし、大丈夫」
―シリアのイメージは?
「まだ映像は見ていないが、次の試合は一番重要になってくると思うので、しっかりと勝ち点3を取ることですね」
―シリアにはアジア杯で苦しめられたが?
「そこはしっかりホームなので、勝てるようにしたい」
―山村選手と話していたが何を話していた?
「ケガの感じと、鹿島に入るのでそれについて話しました。ケガの治りは順調らしいのでよかった」
―山村選手が鹿島に入るにあたっての話をした?
「俺からアドバイスすることはないっす(笑)もう鹿島のことはわかっていると思うし、みんなやさしいので大丈夫だと思う。結構前から鹿島については聞かれていたし、もう大丈夫なんじゃないか」
―バーレーン戦では東選手が右でトップ下が山田選手で普段と並びが変わったが?
「あのポジションだと結構、起点をつくらないといけない状況だった。後ろのラインを下げるようにして、バイタルをつくるような動きはしていた。でも結構押し込まれたりして、孤立する場面が多かった。だがアウェーなので仕方ないかなと割り切ってできたと思う。次はホームなのでいい距離感でできると思う」
―大津選手とのコンビネーションは?
「ドリブルで仕掛けられるので、僕は大津君に回ったら、中で待つという形が多かったですけど。あと2日間でもっと合わせていけたらと思う」

●MF大津祐樹(ボルシアMG)
―ドイツへ行ってからゴールに対する意識は変化した?
「向こうに行ってからはすごくゴールに対しては意識するようになった。そういう意味では、そこは今回の試合で発散できた」
―ドリブルからの得点という得意なパターンができているように見えるが?
「そうですね。ゴールもそういう部分は自分の売りだと思っているし、そこも通用する部分であったり、(ドイツでは)ちょっと間合いのところで最初は慣れるのに時間はかかったが、まぁ大丈夫。慣れました」
―欧州へ渡って、自分が何ができるかできないか、自分の特徴がわかった?
「向こうに行って、向こうのサッカー、土台があるじゃないですか。そこに慣れるまでは、間合いやタイミングだったり、当たりの強さだったりをじっくりと。コミュニケーションも、コミュニケーションのところは、ノリと下ネタとジェスチャーとで(笑)」
―ドイツ語は覚えた?
「いや、でも極力勉強はしていて、飛行機で暇なときはアプリとかで勉強して。そういうところでしっかりやっています」
―ドイツでは結果を残さないとという危機感を常に持ちながらやっている?
「それはドイツにいようが、日本にいようが変わらないことだし。そんなことはまったく思ってないし、ただ自分のプレーをアピールしようとは思ってます」
―シリア戦で連続ゴールできれば所属先への影響もあると思うが?
「向こうを出るときにも監督に『ゴールを残して来い』という押し出しを受けてきたので。そういうところでまずは1ゴール決めることができた。もう1試合で決めて2ゴール上げることができたら、しっかりといい報告ができるし、クラブ側には迷惑をかけたので、その分お礼ができるかなと思っています」
―送り出してくれたチームへの恩返し?
「そうですね。協力してくれたことは、すごくありがたいことなので、しっかり結果というところで返していきたい」
―チームに合流しての変化は?
「チーム自体が団結してきているというか、顔ぶれも似たような顔ぶれになってきて、そういうところでコミュニケーションの部分が練習中でもすごくいい雰囲気で練習ができていたりする」
―連係面の完成度は?
「結構みんな一緒にやってるので、そういった意味では連携のところは上手くいっている」
―2次予選はいなかった山田選手と大津選手が加わったことで攻撃のバリエーションが増えた?
「自分としては直輝はやりやすくて、きょうの練習でもやっていて感じたんだけど、ポジショニングであったり、感性というかそういう部分が合うなと思う。そういった意味では試合中はすごくやりやすい」
―大迫選手とはどうすればお互いの良さを出し合いながらプレーできると思うか?
「何をするかというか、それは戦術的なところであったり、自分のやりたいことと、相手のやりたいことを理解しながら、上手く話し合っていければ、自ずとプレーも良くなって行くと思うし。本当に大事なのはコミュニケーションになっていくと思っています」
―大迫選手とはやりやすい?
「すごくやりやすいですよ。このチームのいいところで、そのコミュニケーションの部分であったり、仲の良いところで、仲間を信頼しているというか。そういう意味でやっぱり、そこが(このチームの)いいところで上手くいけばと思います」
―シリアのイメージは?
「やっぱり2勝してきているので、そこは落とせないところ。しっかりとここは勝ち点を取って、首位に立てるように頑張りたい」
―A代表がシリアと当たっていて、そのときの選手の多くが五輪代表にいるが、その当時のイメージは?
「ちょっとわからないですね。もちろんやっぱりどのチーム激しさというか当たりの強さとかは持っていると思うし。でも激しさというのはドイツで慣れてるし、全く問題ないと思っている」
―シリア相手にそういう部分で自分の良さを出していける?
「やってきたものを出せればと思うし、そういった意味では自分もすごく楽しみ」
―今後さらに自分が磨きたいところは?
「連係面の部分でもあるし、コンディションの部分をしっかり整えないといけないかなと。やっぱり移動が多かったので。そういうところかな」
―コンディション調整で心がけているものは?
「時差を調整するのに頑張って起きていたり、昼寝しないようにしたりした」
―欧州にいるとコンディション管理が難しい?
「ヨーロッパに行って、意識というかサッカーに対する意識、自分のコンディション管理だったりとかは自分でやらなきゃできないし、そういう意味ではすごく日本で勉強していたこともあったし、それがすごく役立って、そういったところに気を使えるようになったと思う」
―所属先では試合に出られず、厳しい状況だが?
「今はでも状況的にも、まだまだ自分のレベルが足りていないというのは、すごくチームのなかでも感じる。上にはドイツ代表の奴だったり、同じポジションの奴はベネズエラ代表のキャプテンだったり、そういう意味ではすごく熾烈な戦い。でもそこからレギュラーを奪えれば、もっともっとすごい選手になれると思っている。勉強しながらやっていきたい」
―マルコ・ロイスはすごい選手?
「マルコ・ロイスはめちゃくちゃ上手いです。ボールの置き所、ドリブルのタイミング、パス、全てにおいて、センスがあるなと思う。自分がドイツに行って、初めての衝撃だった。それくらい上手い奴らがいるんだというのは感じました。年齢は日本で言えば同じ年。向こうに行けば、俺が早生まれなので、俺のほうが下になりますね。そういうところ、同世代が活躍しているのは本当に刺激になります。(彼らは)目標であり、超えないといけない壁でもあるので、自分は精一杯努力したいと思う」

●MF山田直輝(浦和)
―ケガの状況は?
「特に問題なく、プレーに支障なくできている」
―シリアが総得点で首位。得失点差も大事になるが?
「得失点差より勝ち点が先に来る。直接対決で勝って、勝ち点で上回ればいい。そのためには得点が必要だし、しっかり点を取って勝ちたい」
―ヘディングはまだできない?
「まだするなと言われているけど、試合のときは大丈夫だと思う。1週間ぐらいは抜糸をしないみたい。試合でぶつかって(傷口が)開いたら、そのときはそのとき」
―顔を踏まれた。
「転んで、事故で踏まれたのかと思った。相手にレッドカードが出たのも知らなかった。故意に踏まれたのなら、サッカー選手としてひどいかなと思う。目に入らなくてよかったと、落ち着いてから思った」
―国立はナビスコ杯決勝以来だが?
「今年、国立でいいイメージがないので、いいイメージを植え付けられるように、青いユニフォームを着て、伸び伸びとプレーしていけたらいいかなと思う」
―バーレーン戦は先発で持ち味を出せたのでは?
「五輪予選自体、出たのが初めてだった。これまではチームに溶け込めてないなっていうのがあった。一緒に勝ち点3を取って、やっとチームに入れたかなと。持ち味をなかなか出せていなかったけど、少し吹っ切れた部分もある」

●MF東慶悟(大宮)
―バーレーンから帰国してコンディションは?
「コンディションはだいぶよくなってきている。アウェーでうまく勝って戻ってきたので、シリア戦に向けていい準備ができていると思う」
―総得点の差でシリアが首位に立っている。シリア戦は得点を取ることがより大事になる?
「もちろんゴールを狙っていきたいけど、チームが勝つことが一番なので、そこを意識していきたい」
―1位2位の直接対決だが?
「アウェーで勝ってきたので、このシリア戦が大事。全力で戦って、勝ち点3を取りたい」
―国立での試合だが?
「僕自身、国立は初めて。お客さんもいっぱい入ると思うし、勝ってシリアと差を付けて、早くロンドン五輪の切符をつかみたい」
―時差ボケは?
「昨日はあまり寝られなかったけど、あと3日あるので。早く日本時間に合わせて、100%のコンディションでシリア戦に臨みたい。これまでも中東から日本に帰ってきて、あまり寝れない中でJリーグをやったりもしている。そこは問題ない」

●DF酒井宏樹(柏)
―柏が勝ってくれていてよかった?
「次で決まるかもしれないし、決まらないかもしれないけど、自力で優勝できるところまで来ている。ここまで来たらみんなプレッシャーもないと思う。自分もしっかり代表で結果を出して、チームに帰りたい。たぶん最終節までもつれると思うし、自分が入って負けたくない」
―久々に大津とプレーして印象は変わった?
「より強くなったのは感じる。ボールを失わないし、あそこで起点ができるのはいいこと。でも、前からこんな感じだったと思う」

(取材・文 西山紘平、片岡涼)

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