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[五輪最終予選]国立初見参の関塚ジャパン、チケット伸び悩みに「満員で」

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 U-22日本代表は今回のロンドン五輪アジア最終予選シリア戦(27日、国立)が初めてとなる関東での国際試合。昨年の関塚ジャパン発足から海外遠征が中心で、国内では6月にオーストラリアと戦った新潟、アジア2次予選でクウェートと対戦した豊田(愛知)、8月にエジプトと対戦した札幌、そして五輪最終予選初戦の鳥栖(佐賀)と関東圏外での試合が続いていた。

 今回は日本代表歴も持つGK権田修一(F東京)やエースFW永井謙佑(名古屋)、FW大迫勇也(鹿島)、そして海外組のFW大津祐樹(ボルシアMG)らロンドン世代の若きスターたちが、ジャパンブルーをまとって国立に初見参、そして同じく2連勝のシリアとの首位決戦ということで注目が高まる。鳥栖での最終予選初戦では、永井やMF清武弘嗣(C大阪)、MF東慶悟(大宮)、大迫ら地元九州出身選手の人気も手伝ってか台風直撃という悪コンディションの中、立ち見客も出るほどの大盛況だった。それだけに今回の関東凱旋、そして来夏のロンドン五輪へ向けた大一番でU-22日本代表はその人気に拍車をかけたいところだ。

 永井が「ホームなんでしっかりと叩いて勝ち点3取りたい」と誓うシリア戦。ただ現在のところ、シリア戦チケットの売れ行きはゴール裏、バックスタンド上段が伸び悩んでいる状況だ。キャプテンマークを巻くことが予想される権田は「ボクたちが結果を残したり、頑張らないことには満員にはならない。今回満員にならなくてもテレビとかで見た人たちが次このチーム見に行きたいと思ってもらうことが大事。とにかく結果にこだわっていきたい」。ただやはり満員の国立でプレーしたいという思いは強い。それだけに「(メディアの方々に)上手く取り上げてもらって満員にしてもらいたい。あと2日間本当に頑張ってもらって日曜日は満員でできるように。そこから先はボクたちが頑張ります」と完全に青く染まった国立でプレーをサポーター、そして報道陣に期待していた。

(取材・文 吉田太郎)
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