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[CL]宇佐美が日本人10人目のCLデビューも…消化試合でアピールならず

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は7日、各地でグループリーグ第6節2日目を行い、バイエルンのMF宇佐美貴史がマンチェスター・C戦の後半36分から途中出場し、欧州CL初出場を果たした。試合はすでに首位通過を決めていたバイエルンが0-2で敗戦。3位マンチェスター・Cは勝ち点3を積み上げたが、2位ナポリも勝ったため、グループリーグ敗退が決まった。

 待ちに待った舞台だ。0-2で迎えた後半36分、FWペテルセンに代わって宇佐美がピッチに入る。日本人では史上10人目となるCLデビュー。3トップの右に入ると、直後の37分には逆サイドからのサイドチェンジを受け、ファーストタッチ。マイナスに戻したボールをDFラフィーニャがゴール前にクロスを上げ、いきなりチャンスに絡んだ。

 その後も何度か右サイドでボールを受けたが、1対1の局面でも仕掛けることなく、チームメイトに預けるなど安全にプレー。左クロスからゴール前に飛び込むシーンもあったが、シュートを打てずに試合終了のホイッスルを聞いた。

 すでに首位通過を決めている“消化試合”はGKノイアー、DFラーム、DFファン・ブイテン、MFリベリ、MFミュラー、FWマリオ・ゴメスをベンチに温存。そんな主力選手とともに公式戦5試合ぶりのベンチ入りを果たした宇佐美が、0-2とリードを許している状況で唯一の途中出場を果たした。

 ブンデスリーガデビューとなった8月13日のボルフスブルク戦、移籍後公式戦初ゴールを決めた10月26日のドイツ杯・インゴルシュタット戦(6-0)以来、今季公式戦3試合目の出場。層の厚いチームの中、数少ないアピールのチャンスを生かしたかったが、持ち味を発揮できず、ロスタイムを含めた11分間のプレーは消化不良に終わった。


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