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京都が前回王者を撃破!!鹿島はオリヴェイラ監督の有終の美を飾れず

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[12.17 天皇杯4回戦 鹿島0-1京都 丸亀]

 京都サンガF.C.が前回王者を倒す!! 第91回天皇杯全日本サッカー選手権は17日、各地で4回戦の7試合を行った。京都は前回王者の鹿島アントラーズに1-0で勝利した。一方の鹿島は、5シーズンに渡り、チームを率いて、今季限りでの退任が決まったオズワルド・オリヴェイラ監督の花道を飾ることはできなかった。

 この日の鹿島は、故障から復帰したDF岩政大樹が10月5日のナビスコ杯の準々決勝・横浜FM戦(3-2)以来、約2か月ぶりの先発復帰。MF本山雅志も先発出場を果たし、MF小笠原満男はベンチスタートだった。指揮官の有終の美を飾るべく、試合に臨んだ。しかし、チャレンジャーとして向かってくる京都に押し込まれ、なかなかリズムをつくれない。

 すると、京都がワンチャンスをものにした。MFチョン・ウヨンのパスに右サイドへFW宮吉拓実が抜け出し、ドリブルで駆け上がる。PA内右から右足を一閃。放たれたシュートはGK曽ヶ端準の指先をかすめながら、ゴールネット左へ吸い込まれた。その後、なんとか追い上げたい鹿島は、同18分に小笠原を投入。同26分にはMF柴崎岳に代えて、FWタルタをピッチへ送った。しかし1点を奪うことができず。そのまま試合は終了。前回王者の鹿島が8強入りを目前に、姿を消した。

 試合後、オリヴェイラ監督は両手を顔で覆いながら号泣。就任5年間で、鹿島をJリーグ史上初の3連覇に導き、6つのタイトル獲得に貢献してきた指揮官にとっての最終戦は、悔やまれる結果に終わってしまった。

 一方、王者・鹿島から値千金のゴールを決めた宮吉は「きょうは強いチームと試合ができることを誇りに思って、試合に臨んだ。しっかりとゴールを決めることができて良かった」とハニかみ、準々決勝へ向けては「いい準備をして臨みたい」と力強く語った。24日に行われる準決勝では、同じくJ2勢である湘南と対戦する。


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