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[MOM553]大分MF梶谷充斗(3年)_2戦連発MFが勝利の立役者!!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.3 全国高校選手権3回戦 大分1-0青森山田 埼玉]

 大分が青森山田に1-0で勝利し、全国8強入りを決めた。決勝点を決めたのはMF梶谷充斗(3年)だった。前日に行われた2回戦・浦和東(3-1)に続くゴール。試合後には「勝てたのがとにかく嬉しい」と笑顔をみせた。

 大分の朴英雄監督も「梶谷はどんどん良くなってきて、昨日も今日も勝利の立役者になった」と、ここに来て調子を上げてきた3年生MFを褒め称えた。指揮官は常々、選手たちに「足は歩いてもいいが、頭は走らせるように」と伝えている。この日の梶谷はまさにその言葉を実現。右CKからのボールをファーサイドの味方が落とすのを読み、走り込むと左足を振りぬいた。

 2戦連続弾となったが「それはあまり気にしていません」と謙虚に話す。あくまでチームの勝利のために、梶谷はゴールをめざす。もちろん、自身のゴールは「取れるだけ取りたい」と言うが「まずはチームが勝つことに貢献したい」とキッパリ話した。

 身長は173cm、体重は65kgと決してフィジカルに恵まれているわけではない。それでも持ち味と話すテクニックとスピードで全国で勝負をかける。試合後には反省も忘れずに「まだまだゲームメイクができていなかったし、もっと楽に展開させられるように」と力を込めた。大分が01年度大会の過去最高成績に並ぶ8強進出を果たした。貪欲なMFがチームを引っ張り、大分史上初の4強進出へ導いていくつもりだ。

(取材・文 片岡涼)

(写真提供『高校サッカー年鑑』)


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