ヴィッセル神戸が、クロアチア1部リーグのハイデュク・スプリトに所属する日本代表DF伊野波雅彦を獲得することが決定的となったと2日付けのスポーツ紙各紙が報じている。スポーツニッポンによると、きょう2日にも正式発表される見込みで、契約がスムーズにいけば、2日から始まる鹿児島キャンプに合流する予定だとしている。

　またデイリースポーツによると、ハイデュク・スプリトから給与未払い問題などで契約を解除となって以降、神戸に加え、複数のJ1クラブやスペイン1部のベティス、ラージョといった、国内外での争奪戦が繰り広げられていたという。

　昨季はクラブ史上最高位の9位でシーズンを終えた神戸。今オフは積極的に補強を推し進めた。なかでも伊野波にとっては、今季から加入するMF野沢拓也やFW田代有三は鹿島時代の同僚で気心知れた仲だ。

　和田昌裕監督が「今年は更に飛躍の年。ACL出場権を目指す」と誓った2012年。本気の神戸がJリーグの台風の目となる。

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