beacon

[C☆voice_52]専修大MF下田北斗「自分にプレッシャーをかけて、もっと活躍できるようにやっていきたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第52回は全国的に無名の大清水高(神奈川)から2年で全日本大学選抜に選出されたMF下田北斗選手(2年)です。

 正確な左足と運動量で違いを作り出すレフティーは1月の全日本大学選手権優勝に貢献し、今春には千葉の練習参加を経験するなど注目度を高めている存在。現在の目標と課題とは?

―無名の大清水高からプロに近いところまで来ている
「去年は前期はあまり出れなかったんですけど、後期から出られるようになった。チームのバランスが良くなったと感じていて、ひとりひとりのポジションとか、チームワークも良かったし、自分の持ち味を出しやすい環境になったということが、凄い活躍できた訳ではないですけどある程度活躍できた要因かなと。今年は庄司クン(悦大、現町田)と(町田)也真人クン(現千葉)がいなくなった。(彼らとともに)中盤で3枚でやっていてそのひとりだったので、去年よりは責任を持って、いい意味で自分にプレッシャーをかけて、もっと活躍できるようにやっていきたいと思う」

―自分自身のストロングポイントとは
「左足のキックと、セットプレーとかでも結構アシストできていた。そこに自信を持っていることと、運動量の面。ボランチなんですけど、得点に絡めるように、前に枚数をかけられるように自分が攻めて、ディフェンスにも早く戻るとか、運動量は自分の持ち味」

―千葉への練習参加の感想は
「これまでフロンターレの練習参加はあったけれど、しっかり何日間も行ったのは初めて。レベルが高かったんですけど、ただ行くだけじゃもったいないので、いいところを吸収しようということと、自分の持ち味を出せるように頑張ってきました。プロになって活躍するために、自分の通用するところと足りないところが分かったので、今後大学サッカーでそれを伸ばしていければ」

―出せたところ、足りなかったところとは
「運動量とかある程度止めて蹴ることはできたんですけど、フィジカルコンタクトとか判断を急ぐところとか、ゆっくり回して一回遅らせるとか、ディフェンスのポジションとか、自分で考えて判断するところの技術というかスピードがまだ足りないと思いました」

―大学に入る前の目標どおりに来ている?
「2年生でここまでなるとは考えていなかったですけど、(4年生でプロになるために)逆算して帳尻を合わせればと思っていました」

―今年の目標
「チームとしては去年のリーグ優勝とインカレ優勝があるんですけど、総理大臣杯に出れていないので総理大臣杯でいい結果を出したい。そして天皇杯も出てひとつ上のレベルのチームと試合をしたいと考えている。まずは目の前の試合を勝って行けたらいい」

―憧れの選手像は
「自分としては捌けて、なおかつ前線にどんどん飛び出していって試合を決められるような選手になりたい。(試合を決めるような)点決めたり、ラストパスを出せたりする選手ですね。そのために運動量を出して、どんどん前に行けたらと思う」

(取材・文 吉田太郎)

連載:「College star voice」

TOP