鹿島アントラーズの日本代表MF柴崎岳の応援に、母校である青森山田中・高(青森)のサッカー部員らが駆けつけることが分かった。鹿島は10日にユアテックスタジアム仙台で行われるJ1開幕戦で仙台と対戦。スポーツ報知によると、青森山田の中学、高校のサッカー部員140人がバスで、青森から日帰りで来場するという。

　中学、高校サッカーの本格シーズン開幕前ということもあり、実現したという今回のプラン。柴崎は青森山田中時代に高校チームの一員として全日本ユース(U-18)選手権に出場し、高校2年時の全国高校選手権では10番を背負って全国準Vに貢献した。そしてJを代表する名門・鹿島で出場機会を増やして、19歳で日本代表入り。恩師である青森山田高・黒田剛監督は「Jリーグの中で一番近い仙台での試合でタイミングがあった。先輩のプレーを生で見て学んでほしい」と、後輩選手たちに同じ環境で育ったMFを手本にしてほしいという願いがあるようだ。同監督は柴崎に関しては「彼はいつでも平常心。何も言うことはない」と黙ってその雄姿を見届けるつもりだという。