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湘南で好発進!U-19代表候補のリーダー遠藤「チームを引っ張っていける声を」

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 2年越しの思いをアジア予選にぶつける。弱冠19歳ながら湘南ベルマーレでゲームキャプテンを務めているCB遠藤航は前日11日に行われた草津戦にフル出場したため、U-19日本代表候補合宿の初日午前は別メニューで、疲労を考慮されて午後もオフとなる予定。所属クラブではレギュラーとしてJ1昇格を目指し、U-19代表では世界をかけて戦う厳しい1年が始まったが、遠藤は「代表に来るということは光栄なこと。今回は代表候補合宿ということで人数も多いし、新しい人も何人かいるということでそういう人とまずコミュニケーションを取っていきたいと思います。年齢的には一番上なんでディフェンスリーダーとしてもそうですし、試合の中でしっかりとチームを引っ張っていける声を出していければと思います」と意気込んだ。

 2年前のアジア予選では2学年上の世代の先輩たちとともに戦い、韓国に2-3で敗れて世界への道が閉ざされた韓国との準々決勝も出場していた。それだけに93年生まれ世代では誰よりもアジアの厳しさを理解している。「アジアは厳しい戦い。きょうのミーティングでも『アジアを目指す』ということで(吉田)監督からも話があったんで、まずはそういう意識付け。11月(予選)という先はありますけど、そこに向けて気持ちを入れていくことが大事だと思います」と気を引き締めていた。

 自身にとっても、日本の同世代の選手たちにとっても大事な年となる12年。遠藤自身は草津戦でゴールを決め、チームは連勝と好スタートを切っている。「リーグ戦も勝ってこれたんで、頑張っていきたいと思います」。リーダーとしてクラブと代表、両方の夢を必ず達成する。

(取材・文 吉田太郎)

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