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[CL]ゴメス&ロッベンがゴール、バイエルンがアウェーゴール2発でマルセイユに先勝

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は28日、準々決勝第1戦を行い、マルセイユ(フランス)がホームでバイエルン(ドイツ)を迎え撃った。バイエルンは前半44分にFWマリオ・ゴメスのゴールで先制すると、後半24分にもFWロッベンが追加点を決め、2-0で先勝。準優勝した09-10シーズン以来、2シーズンぶりの4強進出へ大きく前進した。第2戦はホーム&アウェーを入れ替え、バイエルンのホームで4月3日に行われる。なお、MF宇佐美貴史はベンチ外だった。

 フランスリーグで最近8試合勝利がなく(3分5敗)、24日のニース戦(1-1)で引き分けるまで公式戦7連敗中だったマルセイユと、持ち前の得点力が復活し、ブンデスリーガで3連勝中のバイエルン。対照的な両チームの対戦は、現在の勢いがそのまま試合結果に表れた。

 立ち上がり、最初にチャンスをつくったのはホームのマルセイユだった。前半7分、FWバルブエナの左CKからDFファニがヘディグシュートを放つと、GKノイアーが弾いたボールをFWレミが詰めたが、右足のシュートは右ポストを叩く。セットプレーからの決定機を逃し、徐々にバイエルンがペースを握っていった。

 ボールポゼッションを高めるバイエルンに対し、マルセイユ守備陣も高い集中力を発揮し、簡単にはシュートまで持ち込ませない。0-0のこう着状態が続き、そのまま前半終了かと思われた前半44分に試合は動いた。

 バイエルンは自陣でボールを奪ったDFラームが素早く縦パス。速攻からMFリベリを経由し、ロッベンのスルーパスに反応したゴメスがDFと競り合いながら右足ダイレクトで振り抜いた。PA手前から放ったミドルシュートはGKの手を弾いてゴールネットを揺らす。バイエルンが貴重なアウェーゴールを奪い、先制に成功した。

 ホームで負けるわけにはいかないマルセイユも反撃に出る。後半14分には自陣ゴール前で処理にもたつくバイエルンDFボアテングからレミがボールを奪い、そのまま右足でシュート。しかし、ここはGKノイアーが至近処理でビッグセーブを見せた。

 すると後半24分、バイエルンは試合の行方を決定づける追加点を決める。右サイドから仕掛けたロッベンがMFミュラーとのワンツーでPA内に進入。GKとの1対1から冷静に左足でゴール左隅に流し込み、2-0と突き放した。

 後半37分にはMFシュバインシュタイガーが警告を受け、第2戦が出場停止となることが決まったが、それも大勢に影響なしか。そのまま危なげなく逃げ切り、アウェーゴール2点を持ってホームに帰ることに成功したバイエルン。本拠地フスバル・アレナ・ミュンヘンで開催される決勝へ、また一歩前進した。

【準々決勝】
[第1戦]
(3月28日)
マルセイユ 0-2 バイエルン
[バ]マリオ・ゴメス(44分)、アリエン・ロッベン(69分)


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