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「ACLは絶対に出たい」柏がJFLの横河武蔵野に辛勝

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[12.15 天皇杯4回戦 柏1-0横河武蔵野 柏]

 第92回天皇杯全日本サッカー選手権は15日、各地で4回戦を行い、柏レイソルはJFLの横河武蔵野FCに1-0で競り勝ち、4年ぶりの8強入りを決めた。23日の準々決勝では大宮と対戦する。

 柏は前半14分、FW田中順也のFKにMF工藤壮人が頭で合わせる。これはわずかにゴール左へ外れたが、同24分、右クロスのセカンドボールに工藤が反応。ドリブルで仕掛けたこぼれ球を田中が左足で蹴り込んだ。

 2回戦でF東京を1-0で撃破し、3回戦では同じJFL勢のAC長野パルセイロを下してベスト16まで勝ち上がってきた横河武蔵野。後半17分、左クロスからFW小林陽介がヘディングシュートを放つと、同37分には途中出場のDF上田陵弥がPA内左へ抜け出し、決定機を迎えた。しかし、シュートはいずれもGK菅野孝憲がセーブ。必死の反撃で柏ゴールを脅かした。

 追加点をうかがう柏も後半40分、工藤の右クロスに田中が左足ボレーで捉えたが、GK飯塚渉がビッグセーブ。2失点目を免れ、ワンチャンスに懸ける横河武蔵野は後半ロスタイム、FW関野達也に絶好機が訪れたが、渾身のシュートはゴール上へ。わずかに及ばず、0-1の惜敗となった。

 横河武蔵野の依田博樹監督は「これがJリーグとの差。でも、選手は堂々と戦ってくれたと思うので、これを来年につなげてくれれば」と選手をねぎらう。今季限りでの退任が決まっていた指揮官は自身の最終戦を終え、「有終の美を飾ることは難しかったけど、6年間、選手にありがとうと言いたい」と話していた。

 リーグ戦を6位で終え、2年連続となるACL出場権獲得のためには天皇杯で優勝するしかない柏。まずは元日決戦へ一歩前進し、決勝点の田中は「引いてくる相手は難しいけど、あの時間帯に点を取れてチームが落ち着いた。ACLは絶対に出たいし、サポーターのみなさんを海外に連れて行きたい」と意気込んでいた。


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