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フェイントでなく“助走の一部”、PKやり直しの奈良クラブ「ルールの周知を」

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 JFLの奈良クラブは15日に会見を行い、日本サッカー協会(JFA)の決定に従い、天皇杯2回戦・名古屋グランパス戦のPK戦やり直しに挑むことを表明した。

 矢部次郎理事長が「これだけは周知してほしい」と力を込めたのは、PK戦で奈良クラブ4人目のキッカーを務めたMF金久保彩の動きを巡っての判定が『誤審』だったという事実。

 主審は二度左足で飛び跳ね、右足でシュートを決めた金久保の動きを「フェイント」として蹴り直しを指示したが、そもそも「フェイント」と認められる動きではなく、「違反」ではなかった。

 12日に行われたJFAの審判委員会に出席した委員の8名全員が「主審がフェイントとみなした動作も『助走の一部』で、判定は『誤審』だったとの見解で一致した」と結論付けた。

 矢部理事長は「ルールを周知してほしい。間違った形で競技者やレフェリーに伝わったら、また同じことが繰り返されてしまう」と懸念した。

(取材・文 片岡涼)

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