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J2熊本がFC東京を撃破! 平川怜&松岡瑠夢の“恩返し連弾”で初の天皇杯ベスト8

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[8.2 天皇杯4回戦 FC東京 0-2 熊本 えがおS]

 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会は2日に4回戦を行った。FC東京ロアッソ熊本の対戦は、熊本が2-0で勝利。初の天皇杯ベスト8進出を決めた。

 激戦の3回戦を勝ち抜いた両者が対戦する。FC東京は東京ヴェルディとのダービーを1-1の末のPK戦で9-8の勝利。熊本はサガン鳥栖との延長戦を4-3で制してきた。

 試合は前半4分から動く。熊本はMF伊東俊が敵陣に入り込むと、飛び出したGK野澤大志ブランドンに倒され、PKを獲得した。キッカーはFC東京育ちのMF平川怜。PKでの野澤とのアカデミー対決は平川が制し、右足シュートを決め切った。

 熊本は前半8分にアクシデント。PKを獲得した伊東が負傷で途中交代となり、FW道脇豊が投入された。その後は平川や道脇が果敢に攻め立て、FC東京ゴールを脅かした。

 一方、FC東京は野澤の好セーブに助けられながらも、反撃に出る。前半21分にはFW俵積田晃太が左サイドからカットイン。右足シュートでゴールを狙うが、低い弾道はGK田代琉我にキャッチされた。

 前半はそのまま熊本が1-0のリードを保ち、後半に折り返した。

 後半9分、スコアを動かしたのは再び熊本。FW松岡瑠夢が中盤から長距離を一気にドリブルで運ぶ。PA右まで入り込むと、飛び出したGK野澤をかわすようにシュート。ゴールに流し込み、価値ある追加点を奪った。松岡はFC東京の育成組織出身。先制点の平川と同様、古巣相手に会心の一発を与えた。

 試合はそのまま終了し、熊本が2-0で勝利。今月30日の準々決勝に駒を進めた。
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