欧州サッカー連盟(UEFA)は23日、EURO2016予選を戦うクロアチアに対し、勝ち点1はく奪と2試合の無観客試合開催の処分を言い渡した。罰金10万ユーロ(約1400万円)も科している。

　クロアチアは先月行ったグループリーグ第6節のホーム・イタリア戦で人種差別的行為を行ったことが問題視された。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ピッチに卍マークが描かれていたのだという。

　しかし、グループHで現在首位に立つクロアチアは、勝ち点1を減らしても勝ち点13で首位をキープ。イタリアが勝ち点12、ノルウェーが勝ち点10で追う展開となっている。『ガゼッタ』は裁定が下る前にクロアチアメディアが最大6ポイント、場合によっては棄権の可能性も報じていただけに、やや甘い裁定になったと伝えている。

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