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V・バルデスに救いの手をさしのべようとしたデル・ボスケ 「代表はチャリティーではないが…」

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 スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、マンチェスター・ユナイテッドで出場機会を失っているGKビクトル・バルデスを代表チームに招集することを検討したと明らかにしている。

 今年1月にユナイテッドに加入したV・バルデスだが、不動の守護神ダビド・デ・ヘアの存在により公式戦には2試合出場したのみ。この夏にはルイス・ファン・ハール監督と衝突し、チーム内での立場はさらに苦しいものとなっている。

 スペイン代表はEURO2016予選で5日にスロバキア、8日にマケドニアと対戦するが、デル・ボスケ監督はV・バルデスを勇気づける意味も込めて回のチームに招集することも考えたようだ。スペイン『セクスタ』で次のように明かしている。

「我々はもう少しでバルデスを呼ぶところだったよ。彼は代表チームで非常に良い仕事をしてきた。代表チームがチャリティー団体ではないのは分かっているが、彼には何らかの後押しが必要だったかもしれない」

「結局はそうしなかったが、我々は臆病だったのかもしれないね。我々全員が人間であって、感情を持たなければならないと思う」

 他クラブへの移籍も実現せずユナイテッドに残ったV・バルデスは、3日に発表された2015-16シーズンのプレミアリーグ登録メンバーに含まれている。今後は同じくユナイテッドに残ったデ・ヘアらとポジションを争っていくことになる。

「何が起こっても関係ない。僕ができるのは毎日必死に頑張ることだけだ。みんな、応援ありがとう!」とV・バルデスは『ツイッター』でコメントし、気持ちを切り替えた様子を見せている。

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