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スペイン戦に挑むコンテ監督「生け贄になるつもりはない」

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 イタリア代表のアントニオ・コンテ監督が27日に行われる決勝トーナメント1回戦のスペイン代表戦に闘志を燃やしている。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えた。

 グループEを首位通過したイタリアは27日、大会2連覇中のスペインと決勝トーナメント1回戦で顔を合わせる。今大会屈指の好カードとして注目される一戦に臨むに当たり、コンテ監督は「スペインには大きな敬意を抱いている。世界最高峰のチームであり、優勝候補の一角でもあるからね」と相手をリスペクト。その上で「我々も十分に準備を重ねてきた。これはラウンド16の戦いであり、どちらか一方しか先に進めない。我々としては、悔いの残らない戦いをしなければならない」と試合への意気込みを示した。

 今大会は堅い守備をベースにグループ首位通過を果たしたイタリア。しかし、コンテ監督は「皆が守備について話題にしている。相手の選手全員を警戒すべきだとね。だがスペインも我々を警戒しているはずだ。うちは守備だけでなく攻撃も組織的だ」と周囲の見方に異論を唱え、「波乱を起こすことを狙っていかなければならない」と、この一戦に懸ける気持ちをのぞかせた。

 イタリアは08年と12年のEUROで連続してスペインに敗れている。過去2大会のリベンジも狙うコンテ監督は「私も選手たちも、まだ家に帰りたくない。“生け贄の子羊”になるつもりはないよ。スペインが我々より強いことを示せるかどうかは、彼ら次第だね」と強気なコメントで締めくくった。

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