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C・ロナウドは腕章投げつけ悔しさあらわ…指揮官「ロッカールームで泣いている選手も」

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うなだれるFWクリスティアーノ・ロナウド

[6.27 EURO決勝T1回戦 ベルギー1-0ポルトガル セビリア]

 ポルトガル代表はベスト16でEURO2020敗退となり、FWクリスティアーノ・ロナウドは悔しさのあまりキャプテンマークをピッチに投げつけた。英『ミラー』が伝えている。

 前回王者のポルトガル代表は27日、FIFAランク首位のベルギー代表と対戦し、0-1で惜敗した。ハーフタイム直前にFWトルガン・アザールに得点を決められたポルトガル代表はベストを尽くしたものの、同点ゴールを奪うことはできなかった。

 C・ロナウドはグループリーグ3試合で5得点を挙げていたが、ラウンド16では無得点に終わった。前半に放った強烈なフリーキックをGKティボ・クルトゥワにセーブされたものの、それ以降はクルトゥワを悩ませることはなかった。ポルトガル代表は何度もチャンスを逃しており、終盤にはDFラファエル・ゲレイロのシュートがポストをかすめた。

 試合終了のホイッスルが吹かれると、C・ロナウドはキャプテンの腕章を投げ捨ててから蹴り、不満をあらわにした。地面に落ちた腕章をほかの人が拾い上げ、C・ロナウドは足早にトンネルを抜けていった。

 ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督はこう言った。

「ロッカールームで泣いている選手がいる。彼らはすべてを捧げた。ベルギーのシュート数は6本、我々は29本だった。多くのことは言えない」

「この試合に勝てば、次の試合にも勝てると信じていた。彼らは得点したが、私たちは得点できなかった。それがフットボールだ」

「選手たちはすべてを捧げた。疲れてはいたが、エネルギーを振り絞った。私はチームをフレッシュにするため、(MFジョアン・)パリーニャを選んだ。(DFネルソン・)セメドではなく(DFディオゴ・)ダロトを選んだのも同じで、彼もトレーニングで非常に良い動きをしていた」

 C・ロナウドは今大会で代表得点数を109に伸ばし、元イラン代表アリ・ダエイ氏の持つ国際Aマッチ通算最多得点記録に並んだが、単独トップとはならなかった。ユベントスでの将来が不透明な中、来シーズンはどこでプレーするかが注目されている。

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