クウェートで開催されているAFCフットサル・クラブ選手権。Fリーグ王者として大会に臨んでいる名古屋オーシャンズは、5日にイランのSanaye Giti Pasandと対戦する。しかし、3日に行われたグループステージの第3試合で負傷したFP木暮賢一郎は負傷のため、準決勝を欠場する見込みだとafc.comが報じている。

　ヒザの検査を受けた木暮は、水曜日もトレーニングを行わず回復に務めた。しかし、状況は厳しく、チーム関係者は「現時点で彼が試合に出られる状況になるかどうか分からない」と前日練習後に語っていた。

　AFCフットサル・クラブ選手権2011で名古屋の初優勝に大きく貢献し、大会の最優秀選手に選ばれた木暮は、AFCの主催する大会の決勝で抜群の決定力を見せてきた。AFCフットサル・クラブ選手権決勝で2得点、そして日本代表の一員として出場したAFCフットサル選手権でも2得点を挙げて、チームの優勝に不可欠な活躍を見せた。

　アジウ監督は「(グループステージ第3戦の)All Sports戦の前からケガ人がいた。だが、私の選手たちは、その穴を感じさせないだろう」と選手層に自信を見せた。

「準決勝の相手であるSanaye Giti Pasandは、大会で最も強いチームだ。自分たちの計画に集中し、我慢強く戦わないといけない。試合に出ることのできる選手たちが、チームを助けてくえっると確信している」

　昨年の大会で名古屋は、決勝でイランのShahid Mansouriに勝利し、初のアジア制覇を遂げた。今回、彼らはグループBを2位で通過したため、イランのSanaye Giti Pasandと準決勝で対戦することになっている。彼らはイラン王者を下し、再び頂点に勝ち上がれるか。