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[フットサルW杯2012]カルディナルのハットトリックでポルトガルがリビアに5-1で勝利

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[11.1 フットサルW杯2012 リビア1-5ポルトガル コラート]

 フットサルW杯は1日に開幕し、グループCはリビア対ポルトガルの一戦を行なった。ポルトガルは前半のうちにFPカルディナルがハットトリックを達成し、3-1とリードして折り返す。後半に入っても、ポルトガルは得点を重ね、5-1で勝利した。

 立ち上がりから、ポルトガルが圧倒的にボールを支配する。前半2分にはFPリカルジーニョのパスを相手DFがカット。このボールが左サイドのカルディナルの前に転がると、カルディナルは強烈なシュートを突き刺した。先制して勢いに乗りたいポルトガルだが、初戦ということもあってか、慎重な試合運びを見せる。それでも、ハーフウェーラインまでしっかりと引き、リビアにボールを前に運ばせなかった。

 ところが前半6分、FPアブドゥサラム・シェラドがつま先で蹴ったファーストシュートがゴール左に決まり、リビアが試合を振り出しに戻した。このゴールで落ち着いた様子のリビアは、その後もボールを回して会場を沸かせたリビアだが、追加点は挙げられなかった。動きに固さのあるポルトガルは、それでも前半16分、同18分とカルディナルがゴールを挙げて、3-1とリードして前半を折り返す。

 ピリッとしないポルトガルは、後半の立ち上がりもリビアにチャンスをつくられる。ゴール前で精度を欠く相手に助けられたポルトガルを、さらなるアクシデントが襲う。前半でハットトリックを達成したカルディナルが、リビアのGKベネディットと接触。両選手ともに起き上がることができずに担架に乗せられて退場した。その後、カルディナルはベンチに戻って治療を続けたが、ベネディットはロッカールームに運ばれている。

 アクシデントを受けた両チームだが、ここからポルトガルは落ち着きを取り戻す。後半7分にFPナンジーニョがゴールを決めると、その2分後にもGKジョアン・ベネディトのロングキックをゴール前でFPマリーニョが合わせて、5-1と点差を広げた。

 後半15分にはリカルジーニョが右サイドからエラシコで中央に侵入し、左足でシュート。これは枠を外れたが、トリッキーなプレーに会場は大いに盛り上がった。ここで負傷していたカルディナルもピッチに戻ったが、足を気にしながらのプレーとなった。

 残り4分となるとリビアもパワープレーに転じたが、ポルトガルはチャンスをつくらせない。逆にボールを奪うと、リカルジーニョ、カルディナルを起用し、攻撃に転じる。後半19分にはリカルジーニョがゴールに背を向けた状態で、ボールを両足で挟んで浮かせてゴールを狙う『シャチホコシュート』を見せるが、これは惜しくもゴールライン上に戻ったDFにクリアーされる。その後もリカルジーニョは最後までゴールを目指したが、得点を挙げることはできなかった。それでもポルトガルは5-1で勝ち、順当に勝ち点3を加えた。

(取材・文 河合拓)

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