Fリーグは14日にプレスカンファレンスを行い、全10クラブの監督・キャプテンが第1節、第2節の会場である代々木第一体育館に集まり、それぞれに抱負を述べた。一昨シーズン、昨シーズンと準優勝のシュライカー大阪。今シーズンこそリーグタイトルを手にしたいところだが、守備の要でもあるGKイゴールは町田へ移籍した。しかし、新キャプテンのFP江口孝一は「不安はない」と懸念を一蹴する。『奪取! DASH!』というスローガンを掲げる2013/2014シーズンこそ、首位の座をつかむ。

　以下、江口選手インタビュー

―今季、GKイゴールが抜けて戦力的にはダウンした印象だが?
「戦力的にダウンしたと思っていません。むしろ、戦力的にはアップしたと僕は思っています」

―それは、なぜですか?
「経験のある選手が入ってきたというのと、やっぱりドゥダ監督になってから、監督のフットサルを理解している選手が残っているからです」

―チームに残っている選手は、チームにフィットしている選手という捉え方もできますね。
「はい。昨シーズンよりは今シーズンの方が良いフットサルができると思います。ここまでの準備期間でも手応えは感じています」

―江口選手の考える良いフットサルとは?
「まずは特長でもあるDFで失点しないようにして、オフェンスに関しては監督になってからのアグレッシブな攻撃を練習しているので。そういう部分で良いフットサルになると思います」

―キャプテンをやってみて?
「プレッシャーとか、責任感は増えましたが…。今はリーグが始まる楽しみの方が大きいので、そんなにキャプテンをやっていて、キツイとか、そういうことはありませんね」

―ものすごく声が枯れていますが?
「スクールで教えていてですね」

―てっきり、ガンガン指示を出しているのかと思いました。
「それもありますね(笑)。スクールと練習中も声を出してやっているので」

―ここ2年は2位。打倒・名古屋にもっとも期待がかかるチームだが?
「リーグ戦が36試合ある中で、名古屋と当たるのは4試合しかないですからね。いかに他のチームとの試合を落とさないか。そっちの方が大事ですね。それで最終的にプレーオフに進出してから、そこで名古屋を倒さないといけません」

―良い考え方ですね。プレーオフまでは名古屋戦に捉われない?
「そうです、そうです。プレーオフに行けなかったら、意味がないので」

―開幕2試合は名古屋と当たりません。この2試合に向けて公言を。
「とりあえず、気持ちが伝わる試合を2試合とおしてできるようにすること。やっぱり失点はゼロでいきたいと思います」

(取材・文　河合拓)