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フットサルW杯の日本開催を歓迎する横浜FCカズが代表復帰も示唆

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 横浜FCは9日、2日間のオフを終えて、FC岐阜戦に向けたトレーニングを再開した。コンディションが思わしくなく、今季は6節を終えてベンチ入りのないFW三浦知良は、この日も別メニューで調整を続けた。

 この日、愛知県の大村秀章県知事と愛知県サッカー協会の鈴木登会長が、フットサルW杯2020を招致するために、日本サッカー協会に協力を要請した。2012年大会にフットサル日本代表の一員として、W杯のピッチに立ったカズは、フットサルW杯の日本開催について「ちょっとニュースで見ました」と言い、その動きを歓迎した。

「いいんじゃないですか。フットサルのW杯を日本でやるっていうのはね。日本は運営力、組織力っていうのは、世界でもトップレベルですから。日本でやることになれば、素晴らしいW杯が開けると思います。それで、みんなが注目してくれたら、フットサルの向上にもつながるし、子供たちにもフットサルを知ってもらうためにも、間近でそういうレベルの高い試合が見られるのはいいんじゃないですか」と、フットサル界のためにプラスになると話す。

 実際に愛知県は、既存の施設でフットサルW杯を運営できる見込みであり、前回のタイW杯のときのように、決勝を開催する予定だったスタジアムの建設が間に合わなかったという事態は、起こりえないだろう。

 仮に2020年、日本でフットサルW杯が開催されることが決定した場合、現在47歳のカズは、53歳になっている。「2020年は難しいかもしれないなぁ」と頭を掻くカズだが、次のコロンビア大会の出場には意欲的だった。

「コロンビア。行くよ、オレ。選ばれて」。そうサラリと言うと、驚いている記者に対して「2020年は難しいかもしれないな。でも、その次はもう2年後でしょ?」と、ニヤリ。フットサル日本代表の動向もチェックしているようで「これから(フットサル日本代表は)アジア選手権ですよね。2年後は、W杯出場を賭けた予選となるアジア選手権だからね。元気でプレーしていたら、そこからやりたいね」と、フットサル再挑戦への興味も口にしていた。

(取材・文 河合拓)

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