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[Fリーグ]名古屋が粘る府中を振り切り、開幕2連勝を飾る

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[6.29 Fリーグ2014/15第2節 府中3-4名古屋 代々木]

 Fリーグは29日、第1、2節を代々木第一体育館で行い、第3試合では府中アスレティックFC名古屋オーシャンズが対戦した。試合は名古屋がエースのFP森岡薫の2ゴールもあり、4-3で府中に勝利している。マン・オブ・ザ・マッチには、森岡が選ばれ「フィジカル面で激しい試合で疲れましたね。昨年は僕らも、1勝1分でスタートしたので、今年は2連勝で帰ろうと言っていて良かったです。厳しい試合がまだまだ続くので、しっかり結果を残して行きたいと思います」と、今後のリーグ戦への意気込みを語っている。

 立ち上がりから押し込む名古屋に対し、府中も速攻からチャンスをつくる。前半8分には府中FP三井健が左サイドからシュートしたが、枠の左に外れて行った。10分にも府中はFP山田ラファエル・ユウゴが第2PKスポット付近からシュート。得点にはならなかったが、前日に試合がなかった優位を生かし、名古屋ゴールに迫っていく。

 しかし、先制したのは名古屋だった。前半10分、ゴール正面から直接FKを得ると、FP森岡薫が問答無用の強シュートを叩きこみ、1点をリードする。府中も気落ちすることなく、すぐに反撃。11分に左サイドからFP上福元俊哉がGK篠田龍馬の股下を射抜き、ゴールを決めて同点に追いついた。このまま、1-1で前半を折り返す。

 後半に入っても、ボールを回す時間の長さでは、名古屋が上回る。しかし、府中が速攻から得点を挙げる。後半3分、右サイドのFP岡山洋介が折り返したボールを、中央でフリーになっていた三井が受けて、今季初ゴールを叩きこんだ。

 名古屋に押し込まれた府中だが、体を張った守りを見せてゴール前で耐える。しかし、7分に左サイドを力強く突破したFPシンビーニャの折り返しをFP白方秀和に決められて、同点とされる。

 イーブンになると、今度は府中が多くのチャンスをつくり出す。8分には高い位置でボールを奪ったロドリゴが、自らシュートを放ったが左に逸れる。さらに10分にもパス回しからFPソロカーバがGK篠田と1対1になる決定機を得たが、シュートはGK篠田が体を張ってセーブした。

 良い流れだった府中だが、後半11分にPA内でFP山田ラファエル・ユウゴがハンドを取られ、名古屋にPKが与えられる。これを森岡が決めて、再び名古屋がリードした。同12分、府中も山田ラファエル・ユウゴのパスを受けてた日本代表FP皆本晃が左足のシュートをGK篠田の股下に通し、3-3の同点に追いついた。

 名古屋も底力を見せる。後半14分、右サイドにボールを展開するとFP吉川智貴がロドリゴの股下を通すパスをゴール前に送る。そこに走り込んだFP北原亘がゴールを決めて、名古屋が再度リードした。

 残り3分を切り、名古屋はファウル数が5つを数える。府中はFP小檜山譲をGKにしたパワープレーに出る。残り5秒で皆本がシュートを放ったが、ボールはゴール右に外れて行きタイムアップ。名古屋が苦しみながらも4-3で勝利した。
(取材・文 河合拓)

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