beacon

[PUMA杯]町田が現役引退のFP橋本らのゴールで浦安を撃破、3位に輝く

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.15 PUMA杯3位決定戦 町田4-1浦安 代々木第一]

 PUMA CUP2015は15日に大会最終日を迎え、3位決定戦ではペスカドーラ町田バルドラール浦安が対戦した。3位決定戦らしいオープンな展開となった試合は、今シーズン限りで現役引退を表明しているFP橋本圭悟らのゴールもあり、町田が4-1で勝利している。町田は2003年大会以来、12年ぶりに3位に輝いた。

 前身のカスカヴェウ(現・町田)、プレデター(現・浦安)時代からのライバルクラブの一戦は、前半2分に動く。CKを得た町田はFP森谷優太がゴール前に入れたボールが、ニアサイドでブロックしていたDFに当たってゴールに転がり込む。

 浦安も6分にFP三木一将がFP小倉勇とのワンツーから右サイドを抜け出し、町田ゴールに迫ったが、判断良く飛び出したGKイゴールにシュートを打たせてもらえない。7分にはFP星翔太が中へカットインし、やや距離のある位置からゴールを狙ったが、これはイゴールの正面を突いた。

 その後も攻勢の浦安は、8分に星のスルーパスからFP荒牧太郎がDFの背後を取り、シュートを放つが左に逸れる。浦安の時間帯を凌いだ町田は、前半10分に今シーズン限りでの現役引退を表明していたFP橋本圭悟が、GK藤原潤の股下を射抜くゴールを決めてリードを2点に広げた。11分にも町田は高い位置でボールを奪い、FP永島俊がGK藤原と1対1のチャンスを迎えたが、シュートは藤原にブロックされた。12分にも永島が浦安FPの最後尾にいたFP稲葉洸太郎からボールを奪い、一気にゴールへ迫る。FP篠崎隆樹にラストパスを出したが、篠崎のシュートは左へ外れて決定機を生かせない。

 浦安は18分に町田6つ目のファウルを誘発し、第2PKを得たが稲葉のシュートもGKイゴールに弾き返される。同20分にも浦安はファウルを受けると、ファウルが第2PKスポットよりゴールに近い位置だったため、そこからの壁なしFKを選択。これをFP完山徹一が蹴ったが足を滑らせて枠の左に外した。このまま町田が2点リードで前半を終えている。

 後半も浦安が町田を押し込む時間帯が続くが、集中の切れない町田の守備を崩せない。後半11分には町田が永島のループシュートで1点を加えた。浦安も12分にFP加藤竜馬がループシュートでゴールを狙うが、GKイゴールに防がれる。

 浦安は14分にタイムアウトを取ると、完山をゴレイロにしてパワープレーを開始する。その直後、守備ブロックの間に入り込んだFP高橋健介が強烈なシュートを放ったが、クロスバーに嫌われる。同15分には町田のFP金山友紀がパワープレー返しを決めて、町田が4-0と点差を広げた。

 数的優位をつくりボールを回す浦安だが、町田の守備を崩せないまま時間が進む。それでも18分に星の落としを受けた高橋が一矢を報いるゴールを決めた。しかし、反撃もここまで。町田が4-1で3位決定戦を制し、シーズン最後の公式戦を白星で飾っている。

(取材・文 河合拓)

TOP