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PUMA CUP 2012が開幕、Fリーグ勢が強さを見せる

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 第17回全日本フットサル選手権が9日に静岡県のエコパアリーナ、大阪府の中央体育館で開幕した。サッカーの天皇杯にあたるこの大会には、Fリーグの全10チームと各地域予選を勝ち抜いた14チームが参戦している。

 初日で注目を集めたのは、Bグループのファイルフォックス府中(関東第3代表)とステラミーゴいわて花巻(Fリーグ)の一戦。今季限りでFリーグを脱退する花巻にとっては、今大会がFリーグクラブとして最後の公式戦となる。試合は8分、ファイルフォックスが荻窪孝のゴールで先制する。その後、花巻に追いつかれるが、前半のうちに元日本代表の難波田治が2得点を挙げて、ファイルフォックスが3-1とリードして前半を終える。

 しかし、後半に入ると花巻が攻勢に出る。25分に中島涼太、29分に久光邦明がゴールを挙げて追いつくと、34分には内村俊太、試合終了直前にも後呂康人がゴールを挙げて、5-3でファイルフォックスに勝利した。

 もう一つの注目カードは、Fグループのフウガ東京(関東第1代表)とシュライカー大阪(Fリーグ)の一戦。Fリーグ誕生後に全日本選手権を制した経験のあるフウガ東京は、2度目の優勝を目指して、初戦に挑んだ。2分に一木秀之のゴールで先制を許したフウガだが、後半3分に宮崎暁のゴールで同点に追いつく。そのまま互いに譲らない展開が続いたが、試合終了間際、大阪のヴィニシウスが決勝点を挙げ、大阪がFリーグ勢の意地を見せた。

 この試合のように大会初日は、後半にFリーグクラブが実力差を見せつける試合が多かった。選手交代が自由に行えるフットサルでは、スタメンだけでなく、ベンチにもどれだけ高いレベルの選手を置けるかが重要になる。厚い選手層を誇るFリーグクラブが勝利しているのは、チーム全体のレベルが高いからだといえるだろう。Fリーグ勢では唯一デウソン神戸が名古屋オーシャンズサテライトと引き分けている。

 大会は、11日までエコパアリーナ、中央体育館でグループステージを行い、各グループの上位2チームが、来週の16日から18日にかけて東京都・代々木第一体育館で行われる決勝トーナメントに進出する。

 決勝トーナメントに勝ち進むのは、どこか。明日、明後日も見逃せない戦いが続く。

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