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[MOM710]京都橘FW小屋松知哉(2年)_抜群のスピードで正智深谷守備陣を切り裂く

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 正智深谷2-2(PK3-4)京都橘 埼玉]

 1得点1アシストとチームに大きく貢献した京都橘FW小屋松知哉(2年)がマン・オブ・ザ・マッチだ。

 前半立ち上がりには、FW仙頭啓矢(3年)へ送ったパスがアシストとなった。また、後半立ち上がりは自身が右サイドをドリブルで突破し、角度のないところから技ありのゴールを決めた。PK戦までもつれこんだが、PKも落ち着いて決めた。この他にも抜群のスピードを生かして多くの決定機を作り、存在感を見せた。この大舞台でもPAの中で非常に落ち着いたプレーを見せ、強心臓ぶりを見せつけた。

 敵将の正智深谷・小島時和監督も「いつもなら通る横パスがプレスが速いのでひっかかり、相手を目の当たりにして選手が戸惑ってしまった。あのスピードは脅威」と小屋松のスピードには脱帽といったところだった。

 小屋松は「点を取れたのは良かったが、それ以外の部分は全然ダメで、チームに迷惑をかけた。後ろも頑張ってくれたし、得点だけが自分の評価」と冷静にこの日の出来を語った。他にも数多く作った決定機でもゴールを決めたかったという貪欲さが小屋松にはある。

「(京都)橘はみんなが動いてパスで崩しながらやるサッカー。勝って浮かれずに橘のサッカーをしっかりやって悔いの残らないように楽しくサッカーをやっていきたい」と2回戦以降への抱負を語った小屋松。自慢のスピードが仙台育英戦でも見られるかどうか注目したい。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 小林健志)

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