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[選手権予選]「100分間プラスPKと思っていた」玉野光南GK山本がPK戦2本セーブ

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[11.4 全国高校選手権岡山県予選準決勝 岡山学芸館2-2(PK5-6)玉野光南 笠岡陸上競技場]

 PK戦の主役は玉野光南のGK山本克弥(3年)だった。先攻・岡山学芸館の3人目のシュートを足でストップすると、5-5で迎えた7人目のシュートを左へ跳んで完全にブロック。雄叫びを上げた山本は握りしめた右手を振り下ろして喜びを表現する。そして湧き上がるスタンドへ向けて右手を突き上げた。

 今年、接戦を繰り返している岡山学芸館との一戦について「100分間プラスPKと思っていた。PKまで考えて用意はしていました」と山本。自らのビッグセーブによって決勝進出の権利を手にしたが、最大のターゲットは決勝で戦う8連覇中の王者・作陽だ。「ホッとしたと同時に次作陽なので、この一週間しっかり練習する。学芸とか明誠、関西を倒してきたので、そいつらの分まで勝ってやりたいと思います。光南はどっちかといえば(攻撃よりも)守備。ここまで練習で粘りを発揮できるように練習してきた。粘りを見せられるようにしっかりと頑張る」と力を込めた。

(取材・文 吉田太郎)
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