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[選手権]2年生FW國吉の2発で追い上げも…那覇西はあと1点が届かず

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[1.3 全国高校選手権3回戦 那覇西2-3京都橘 フクアリ]

 前回準優勝チームをあと一歩まで追い詰めた。那覇西(沖縄)は3点ビハインドから途中出場のFW國吉遼(2年)が後半22分、28分と連続ゴール。2-3と1点差に追い上げたが、あと1点が届かず、京都橘(京都)に競り負けた。

「悔しいです」。2得点を挙げた國吉は唇をかむ。「点を取ることしか考えてなかった。2点決められたけど、あと何本かチャンスがあったし、それを決めていれば結果は違ったと思う」とうつむいた。

 DF徳元悠平主将(3年)は「負けたときも実感がなかった」と言った。「『ここまでか』という思いと、『チームを勝たせたかった』という思いがあるけど、後悔はしていない。自分のやりたいプレー、チームのやりたいプレーは出せたし、やり切った感じはある」。94年度大会以来のベスト8進出は果たせなかったが、終盤の追い上げは観る者を魅了した。

 その起爆剤となった2年生の國吉へ「来年はエースになってほしいし、チームを引っ張っていってほしい」とエールを送ったキャプテン。夢の続きは後輩たちに託し、高校サッカー生活に別れを告げた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)

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