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選手権で快足披露の山梨学院MF伊藤大祐「3年間の集大成としてあそこでプレーできたことはいい経験」

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 山梨学院高の高速ドリブラー、MF伊藤大祐(3年)が2月8日から10日まで行われた日本高校選抜選考合宿に参加。進路もである駒澤大戦、そして紅白戦でも「絶対に負けたくない」という自慢のスピードを発揮した。

 50m走は5秒9。駒大戦ではカウンターから長い距離をドリブルで駆け上がり、紅白戦ではアタッキングサードからの仕掛けでDFをぶち抜いて決定的なシュートを放った。他にも瞬時の加速で2列目からゴール前へ飛び出し、決定的な一撃を放つなどその快足を披露。GK志村滉(市立船橋高)のビッグセーブに阻まれるなど得点を奪うことはできなかったが、さすがのキレ味だった。

 その快足をより活かすために、チームでは出場時間が限られていた時期もある。だが、疲れていてもスピードが落ちないようにトレーニングを積んで全国舞台での評価も獲得。3回戦で敗退した全国高校選手権を「自分としても、チームとしても思うような結果が出ずに終わってしまったことは残念ですけれども、3年間の集大成としてあそこでプレーできたことはいい経験になったと思います」と振り返るMFは、個人として大会優秀選手、日本高校選抜候補に選出された。

 選考合宿で右SBでも起用されたMFは守備面の対応をより向上させたいところだが、攻撃面ではそのスプリントで違いをつくる。そのスピードが大学サッカーなどでどのくらい通用するかも注目。これから始まる大学サッカー生活へ向けて「まずは大学でAチームに入って試合に絡めるようにこれから頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
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