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「経験したことない強さ」山梨学院MF小林、CKから3発の駒澤大高に脱帽

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3回戦敗退に終わった山梨学院MF小林友也の目には涙も浮かんだ

[1.3 全国高校選手権3回戦 山梨学院高0-4駒澤大高 駒沢]

 思わぬ大差がついた。山梨学院高(山梨)は駒澤大高(東京A)に0-4の完敗。4失点中、3失点をCKから喫するなど、高さと強さで駒大高に圧倒された。

 序盤から駒澤大のハイプレスに苦しみ、CK、ロングスローなどの“飛び道具”で何度となくピンチを招いた。前半7分にCKから先制を許すと、同17分にもCKの流れから2失点目。同19分、流れの中から3点目を決められ、開始20分足らずで3点を追う苦しい展開となった。

「失点のほとんどがセットプレー。相手の長所に自分たちがやられた。相手の特長はセットプレーにあったし、ミーティングでも確認していたけど、マークが付き切れずに3失点した」。そう唇をかむMF小林友也主将(3年)は「経験したことのない強さだった。やっていて“強いな”と思ったし、想像以上だった」と脱帽するしかなかった。

 後半9分には小林がマイナスのパスを右足で強烈なミドルシュート。枠を捉えていたが、GKに正面で弾かれた。「数少ない決定機の一つ。キャプテンとして、みんなの気持ちを背負って、気持ちを込めて打った。決めたかったけど、あそこで決められないのが自分の課題だと思う。大学ではそこを突き詰めていきたい」。卒業後は東京国際大に進学するMFは「結果は負けたけど、このチームでサッカーができたことを誇りに思う」と、3年間ともに戦ってきたチームメイトに感謝した。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)

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