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大量失点の中で好セーブも…草津東GK加藤直が見た青森山田の“スゴイところ”

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好セーブをみせた草津東高GK加藤直 (写真協力・高校サッカー年鑑)

[PUMA ピックアッププレーヤー]
[1.2 選手権2回戦 青森山田6-0草津東 ニッパ球]

 グローバルスポーツブランドのプーマは、第97回全国高校サッカー選手権大会をサポートしている。サッカースパイク『FUTURE(フューチャー)』と『PUMA ONE(プーマワン)』、プーマユニフォームを着用する選手の中から注目選手を「PUMAピックアッププレーヤー」として紹介する。


 前回大会2回戦で草津東高(滋賀)は青森山田高(青森)に0-5で敗戦。奇しくもちょうど1年後の今日、再び両者は2回戦で相まみえた。しかし結果は覆らず、草津東はまたしても0-6で大敗を喫した。

 前半13分に先制されると、その後は立て続けに失点を許した。最後方のGK加藤直(3年)はその中でもゴールの前に立ちはだかる。前半41分、青森山田のMFバスケス・バイロン(3年)、MF天笠泰輝(3年)、MF武田英寿(2年)の波状攻撃も加藤が身を挺し、紙一重でゴールを割らせず。後半25分にはゴール前からMF武眞大(3年)のシュートを浴びるが、再び好セーブをみせた。

 敗れはしたものの、要所で光った好守備。加藤は「シュート本数が増えただけ」と謙虚に答える。「いくら止めても失点が重なってしまってはGKとしては不本意な結果」。当然ながら満足できるはずはなかった。しかし加藤が大きな衝撃を受けたのは、相手の攻撃以上に守備面だったという。

「相手の攻撃力が目立つ結果なんですけど、チームとしては相手の守備力にすごい強さを感じました。相手の前線はボールを失った後の切り替えが早くて、すぐボールを奪われていた。守備が想像以上で、前線の守備能力の高さもそうですし、後ろのラインもそうでした。切り替えの早さと対人の強さは特に天笠(泰輝)くんがすごい。非常に驚きました」

 滋賀県代表として挑んだ選手権。大阪学院大高(大阪)、関西学院高(兵庫)、東山高(京都)、和歌山北高(和歌山)、一条(奈良)といった近隣の近畿勢は軒並み1回戦で姿を消した。最後の生き残りとして、「近畿勢全員の色紙みたいなのがあって、ロッカールームに置いていた。それを見て近畿最後の代表としての意識は高まりましたし、近畿勢として上に這い上がろうと思いました」と臨戦もあえなく撃沈。「(色紙の分で)頑張れたところもある」と言い聞かせるように放った言葉には、わずかな悔しさも垣間見えた。


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(取材・文 石川祐介、取材協力 プーマ ジャパン)

●【特設】高校選手権2018

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