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2回戦で姿消す…FC東京内定・東福岡DF中村拓海「結果がすべて」

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東福岡高DF中村拓海(写真協力・高校サッカー年鑑)

[1.2 選手権2回戦 東福岡高0-2尚志高 駒場]

 高校サッカーが終わりを迎えた瞬間だった。FC東京内定が発表されている東福岡高(福岡)DF中村拓海(3年)は、「正直悔しい」と唇を噛んだ。

 31日の初戦・浦和南戦で左右のSBをこなした中村は、この日も右SBの位置でスタート。しかし、尚志の前線からのプレスに苦しめられ、「相手のプレッシャーに囲まれてボールを取られてしまうシーンが多く、そこでリズムが作れなかった」と思ったように攻撃を組み立てられず。

 時おり、高い位置でボールを受けて鋭い突破を披露し、正確なクロスを供給する場面も作り出した。試合終盤には持ち場を左SBの位置に移したが、「連係があまり良くなく、距離感も遠かった」と最後まで尚志ゴールをこじ開けられずにチームは0-2の完封負けを喫した。

「正直、悔しい。最後だったので、もっと仲間とやりたかったけど、結果がすべてなので仕方がない」

 高校サッカーは終わりを迎えたが、今後はプロサッカー選手として歩み始める。「もっとレベルが高くなるので、まずは追い付いて追い越せるようにしていきたい」と新たなステージでの飛躍を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

●【特設】高校選手権2018

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