第98回全国高校サッカー選手権が30日に開幕する。長崎総合科学大附高(長崎)は4年連続7回目の全国大会出場。名将・小嶺忠敏監督の指導の下、人間力を高め、対戦相手から怖れられるほどの走力、勝負強さによって台頭してきた長崎王者が過去最高成績の4強、それ以上を狙う。FW岩永空潤(2年)は小嶺監督も将来性を認める注目アタッカー。キレのあるドリブルから左足シュートを打ち込むレフティーが、12月に試履きしたASICSのフットボールスパイク、新生『DS LIGHT』(1月発売予定)の感想や選手権への意気込みなどについて語った。

―『DS LIGHT』の感想を教えて下さい。
「ちょっとボールを蹴っただけですけれど、切り返しでしっかりと止まるところが良かったです」

―ストップアンドゴーのやりやすさはプレーにどう影響する?
「結構自分、切り返したりするので。すぐに次のプレーに行きやすいと思います」

―フィット感やポイントの刺さり具合はどうだった?
「フィット感は結構良かったです。足の甲のところとかの締まりが良かったです。ポイントの刺さり具合も結構良かったです」

―白のデザインはどうかな?
「ASICSは初めてですけれども、最近、白のスパイクしか買っていない。格好良いです」

―選手権の組み合わせの感想を教えて下さい。
「丸岡は春遠征でやって、静学にはこの間負けているので次は勝ちたいです」

―予選ではインパクトのあるプレーもしていた。今、振り返ると?
「自分、普段はサイドをやっているんですけれども、県予選は2トップのFWで、自分はドリブルが一番得意なんですけれども、ドリブルする回数が少なかった」

―ボールを持った時は違いを出していた印象だが。
「ボールを持った時は良いプレーができていたと思います」

―改めて自分の特長は?
「ドリブルや左足のキックです。カットインしてからのシュートは得意です。(選手権でも)カットインして決めたいです」

―自分にとって選手権とは?
「将来のこととか、色々変わってくる大会だと思います」

―活躍したいという野心がある。
「予選では1回戦しか点を獲っていないので、もっと増やしたい」

―自分の理想像は?
「アザールです。ドリブルとかだけじゃなくて、アザールは点も決めるので、点を決められる選手になりたい」

―(長崎南山中から)総附に進学した理由は?
「小嶺先生に誘われて」

―自分にとって走ることとは?
「元々走るのは速かったんですけれども、靭帯を切って足が遅くなってしまった。ダッシュとかキレはまだ戻っていないと思います」

―全国大会の目標を教えて下さい。
「3年生最後の大会で、自分は2年生なんですけれども自分が得点とかして、3年生を勝たせてあげたいです」

(取材・文　吉田太郎)

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