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[MOM3248]筑陽学園FW岩崎巧(3年)_「自分がチームを勝たせる選手に」。伝統の「7」が3G2Aの大暴れ!

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後半28分、3点目を決めた筑陽学園高FW岩崎巧(右)が同じく3発のFW大嶋遥人からの祝福に応える

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.31 選手権福岡県予選準々決勝 福翔高 2-6筑陽学園高 小郡]

 筑陽学園高のエース番号「7」が、福岡準々決勝で輝いた。前半9分、FW岩崎巧(3年)はMF田口遥大(2年)の左クロスを頭でゴールへ流し込む。「練習でもクロスからのゴールを意識して練習していたので、最初のゴールから取れたのは大きいと思います」という一撃でチームを勢いづけると、前半13分には右足PKで2点目。後半28分には、MF杉森隼人(1年)の右クロスをダイビングヘッドでゴールへ沈めてハットトリックを達成した。

 加えて、前半10分のヘディングシュートがチーム2点目に繋がり、前半24分にはドリブルでエンドライン際まで潜り込んでFW大嶋遥人(3年)のゴールをアシストした。公式記録上では、3ゴール2アシスト。文字通りエースの活躍だった。

 岩崎は「自分がゲームをつくるとかじゃなくて、仕留める部分を求められていると思う」。今大会はここまで結果を残すことができていなかったが、対戦相手のレベルも上がる中でゴールに絡む活躍。スピードを活かしたプレー、得点力という強みも存分に発揮した。

 昨年は先発の一員として全国大会を経験。そこで課題となった部分を進化させてきた。「全国ではプレースピードとか、当たりの強さとか福岡県と違うので、その部分では県内でも負けることがなくなりましたし、判断のところとかは改善できたと思います」

 今年はより、自信を持ってプレーすることができるように変化。伝統の背番号7を背負う選手として、「自分がチームを勝たせる選手にならないといけない」という自覚を持ってプレーしている。

 去年は先輩たちに連れて行ってもらった全国。岩崎は「次は自分たちが連れていく番」と意気込む。FWリオネル・メッシやMF香川真司が憧れという俊足ストライカーが、より厳しい戦いとなる準決勝、決勝でもゴールを決めて、後輩たちを全国へ連れて行く。
 
(取材・文 吉田太郎)
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