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「青森山田は青森山田らしく」V王手の常勝軍団が“Wリベンジ”の決勝へ

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(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.9 高校選手権準決勝 矢板中央0-5青森山田 埼玉]

 青森山田高(青森)が2年ぶりの王座奪還に王手をかけた。

 今大会最多となる5得点を奪取し、守備でも隙を見せずに完封勝利。ハットトリックを達成したMF安斎颯馬(3年)は「気を引き締めて挑んで、王座を取り戻す舞台に立てたことは良かった」。直近5年のうち4度目の決勝戦。一年前、静岡学園高に2点リードから逆転負けを喫したピッチで雪辱を果たす。

 決勝で相見えるのは山梨学院高(山梨)。日本代表MF柴崎岳(レガネス)を擁した09年度大会決勝で0-1の敗戦を喫し、初出場初優勝を許した相手だ。黒田剛監督は「自分自身がまだひよっこだった感覚を感じさせられたゲーム。今は常勝軍団・青森山田ということだが、もちろんチャレンジャー精神は変わらない。あの11年前の悔しい思いを、また、静学戦の大逆転での敗戦のリベンジ」と必勝を誓う。

 「青森山田は青森山田らしく、一年間積み上げてきたものを何でも出来るサッカーが我々のテーマなので、ブレることなくしっかり戦いたい」と黒田監督。DF藤原優大主将(3年、浦和内定)は「やっと青森山田らしいサッカーが出来たと思いますが、まだまだ課題はある。もう一回チームとして確認して、決勝では今までの集大成といえるような素晴らしいゲームをしたい」と意気込んだ。

(取材・文 佐藤亜希子)

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