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4年ぶり出場の滝川二は初戦敗退…1年生から10番を背負うMF藤田仁朗「全国の壁を感じた」

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滝川二は初戦で姿を消す(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.31 選手権2回戦 仙台育英2-1滝川二 ニッパツ]

 4年ぶりの出場となった滝川二高(兵庫)だったが、後半に入って2失点。アディショナルタイムにようやくDF島田爽吾(3年)のゴールで1点を返したが、反撃はこれが精いっぱいだった。

 自身も同校OBで、選手として1986年の選手権初出場に貢献。監督就任2年目で選手権に返り咲いた亀谷誠監督は「相手のプレッシャーが強くて慌ててしまった。全国大会に出るチームと練習試合をしても、県内とは違う。(全国大会出場を決めてからの)2か月では詰め切れなかった」と悔やむ。

 MF藤田仁朗(3年)は、1年生のころから名門の10番を背負ってきた。プレッシャーを感じながらも、最終学年で母校を選手権の舞台に導いていた。「最後に(全国の舞台に)立てたのは良かったけど、目標だった全国で活躍できなかったことは悔しい」。卒業後は神奈川大に進学予定。「内容より全国の壁を感じた。失点の場面は自分のミスからだったけど、それが失点に繋がってしまうのが全国のレベルの高さだと思った。大学4年間で磨きをかけて、Jリーグから声をかけてもらえるような選手になりたい」と肥やしにすることを誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)

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