第100回全国高校サッカー選手権の終了後、2022年日本高校サッカー選抜が選考合宿を行った。第100回全国高校サッカー選手権の大会優秀選手を中心に選出された候補選手たちが紅白戦や練習試合を実施し、日本高校選抜メンバー入りを争った。日本高校選抜はこの後、「NEXT GENERATION MATCH」(2月12日、日産)などに出場する予定。ゲキサカは2022年の日本高校選抜をサポートするsfida(スフィーダ)と『高校サッカー年鑑』(講談社)の協力で選考合宿参加選手にアンケート取材を実施した。

　MF森田大智(3年=FCK MARRY GOLD AMAKUSA U-15出身)は、“公立の雄”大津高(熊本)の主将として第100回選手権準優勝。登録168cmと小柄だが、中盤でボールを失わない力とチャンスメーク力、誰よりも切り替え速く、走り続ける力などを発揮し、同校を初の選手権決勝へ導いた。大津のチームメートたちにも大きな影響を与えていた森田は、選考合宿でもテクニックや判断力を活かしてゲームメーク。そのMFが、選手権の感想や選考合宿で感じたこと、2022年の目標などについてコメントした。

■着用スパイクとその理由
ミズノ モレリアDNA
「フィット感がとても良いから」

■進路(1、2年生は希望)
早稲田大

―第100回高校サッカー選手権の感想を教えて下さい。個人として良かったこと、悪かったことは?
「大津高校として初のベスト8の壁を破ることが出来たこと、国立のピッチでプレーすることが出来たことは非常に嬉しかったです。しかし、全国制覇を目標としていた中、決勝で何も出来ずに負けて準優勝に終わってしまったので、悔しい気持ちが一番強いです」

―日本高校選抜候補に選ばれた感想、合宿の感想を教えて下さい。
「今回、日本高校選抜に選出して頂き、嬉しく思います。メンバーに選ばれるためにしっかり自分のプレーを発揮していきたいです。大津高校の代表として、高体連の代表として頑張っていきたいと思います」

―誰にも負けたくない武器と、2021年に最も成長したところは?
「(武器は)運動量とテクニックです。2021年はチームでキャプテンをさせて頂き、人間的な部分が凄く成長出来ました」

―これまで対戦、またはチームメート(選抜・代表含む)で半端ないと思った選手は?
「松木玖生選手(青森山田高)です。選手権の決勝で対戦し、ボランチなのに点が取れる。守備の強度も高い。キャプテンとしてプレーでも声などでもチームを引っ張ることができるし、何でも出来るなと感じました」

―自分が影響を受けた選手、影響を受けた指導者は?
「(影響を受けた選手は)イニエスタ選手。自分と同じで体は大きくないが、テクニックや身体の使い方で相手を圧倒しているから。(影響を受けた指導者は)平岡和徳総監督(大津高)。3年間で自分の長所をとても伸ばして下さり、人間的にも成長出来たからです」

―2022年と将来の目標をそれぞれ教えて下さい。
「(2022年は)早稲田大学で1年生から試合に出場し続け、活躍することです。(将来の目標は)ワールドカップで点を決めることです」

(取材協力=スフィーダ、『高校サッカー年鑑』)

---

●【特設】高校選手権2021
▶高校サッカー選手権 全試合ライブ&ダイジェスト配信はこちら