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[選手権]チーム紹介:静岡学園(静岡)

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静岡学園(静岡)
出場回数:4年ぶり10回目
監督:川口修
創部:1967年
最高成績:
優勝(95年度)
過去の主な成績:
全国高校総体出場1回、全日本ユース選手権準優勝(03年)、同出場9回、プリンスリーグ東海優勝2回
主なOB:
永田充(新潟→浦和)、小林祐三(柏→横浜FM)、狩野健太(横浜FM)

[チーム紹介]
 ドリブルとショートパスにこだわった超攻撃スタイルでピッチに“ラテンの風”を吹かせる技巧派軍団。全日本ユース選手権では千葉U-18、名古屋U18、横浜FMユースとJクラブユース勢を連破して高校チーム勢最高のベスト4へ勝ち上がった。攻撃はあくまで遅攻ベース。川崎フロンターレ加入内定のMF大島、MF長谷川、MF篠原らが多彩な足技で相手守備網をあざ笑うかのように切り崩す。守備陣にもGK一ノ宮、DF金主将ら強い責任感を持ってゴールを守ることのできる選手たちがいる。かつてないほどのチームワークの良さもこのチームの武器だ。

【勝ち上がり】
[決勝]
3○1清水商
得点者:大橋、鈴木、松本
[決勝先発布陣]
4-3-3

     鈴木
利根        大橋
     長谷川(2)
     
   大島  星野

片井 松本  金  伊東(2) 

     一ノ宮

[決勝戦評]
 全国優勝3回の名門・清水商との決勝。静岡学園はMF篠原、MF廣渡と主力アタッカーが不在だったが、チャンスを得たMF大橋、MF利根が躍動。加えて抜群の存在感を放つ2年生MF長谷川中心に個人技で清水商守備陣を翻弄した。前半23分、長谷川が左サイドをえぐり折り返すと大橋が左足で押し込み先制。さらに33分にはMF大島の右FKをFW鈴木が頭で合わせて2-0とした。清水商は後半開始から負傷で先発を外れたMF前澤主将を投入。だが静岡学園は後半12分、SB片井のミドルシュートのこぼれ球をCB松本が押し込んで突き放す。それでも17分、PAで相手MFにファウルした大島が2枚目の警告を受けて退場。これを前澤に決められて2点差とされた。それでも集中力を切らさず時間を削った静岡学園が10人で逃げ切った。
[準決勝]
3○0藤枝明誠
得点者:大島、廣渡、中西
前回全国8強校に3-0で快勝
[準々決勝]
7○1飛龍
得点者:伊東2、大島、鈴木、松本、廣渡、中西
先制されるもSB伊東とMF大島のゴールで逆転。後半は一気に5得点
[2次予選]
3○1加藤暁秀
得点者:松本、星野、大村
1-1の前半終了間際、MF星野のゴールで勝ち越すと、試合終盤ににも大村が加点
[2次予選]
1△1浜松開誠館
得点者:大島
相手の堅い守りに苦戦も試合終了間際に獲得したPKをMF大島が決めてドロー
[2次予選]
6○0浜松南
得点者:大島、廣渡2、鈴木2、久保田

【注目選手】
●MF大島僚太(3年)
川崎フロンターレ加入内定のゲームメーカー。ボールを失わないドリブルテクニックとスルーパスは必見
●MF長谷川竜也(2年)
身長162cmの小さなトリックスター。フィジカル面を補うそのコントロール技術に注目。U-16代表候補
●DF金大貴(3年)
個性派ぞろいのチームをひとつにまとめるリーダー。高円宮杯準決勝退場の無念を選手権で晴らす
●GK一ノ宮聖(3年)
毎年好GKを輩出する静学の守護神。“ゾーン”に入った時はどんなチームでもゴールは困難に
●MF篠原研吾(3年)
高円宮杯準々決勝では大怪我を負いながらもピッチにたち続け勝利に貢献。選手権予選は欠場も本大会に照準
●MF廣渡剛太(3年)
圧巻のスピードを誇る快足ウイング


【今季成績】
総体:全国16強
5○0札幌一(北海道)
DF片井、MF小針、FW村重のゴールで3点先取。FW鈴木が2点を加え快勝
2○0鹿児島城西(鹿児島)
MF小針のCKからCB松本が先制ゴール。MF篠原のPKで加点
0●1桐光学園(神奈川)
プリンスリーグ:東海1部3位
全日本ユース選手権:4強
2○1青森山田(青森)
先制されるも後半23分にFW鈴木のゴールで追いつくと終了間際にMF篠原が決勝弾!
2○1千葉U-18(千葉)
先制されるもDF片井、MF長谷川のゴールで逆転勝ち
0●2立正大淞南(島根)
決定機つくるも後半開始直後の2発に沈む
1○0名古屋U18(愛知)
前半27分に篠原が決勝ゴール。攻め勝つ
2○1(延長)横浜FMユース(神奈川)
後半終了間際に追いつかれるも、延長後半終了間際にCB松本がV弾
2●4広島ユース(広島)
MF利根の2発でリードも後半4失点で逆転負け

応援メッセージ

(構成 吉田太郎)
【特設】高校選手権2010

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