第89回全国高校サッカー選手権が2日、各地で2回戦を行った。柏の葉公園総合競技場では星稜(石川)と駒澤大高(東京B)が対戦。0-0のままPK戦にもつれ込んだ試合は、PK4-2で初出場の駒澤大高が制し、3日の3回戦に駒を進めた。

　前半は互いに見せ場少なく0-0で折り返すと、星稜は後半6分にDF坂本拓人(3年)の直接FKがGKの手をかすめてクロスバーを直撃。同14分には駒澤大高もMF黒木海人(3年)がFKを直接狙ったが、GKにキャッチされた。両チームともにゴール前で決定機をつくる場面が少なく、試合は0-0のままPK決着となった。

　PK戦では先攻の星稜3人目のMF木村祐太(3年)がゴール上に外してしまい、4人目のMF芦野翔斗(3年)のキックは駒澤大高のGK岸谷紀久(3年)がセーブ。後攻の駒澤大高は4人全員が成功し、PK4-2で勝った。

以下、2回戦第1試合結果

星稜 0-0(PK2-4) 駒澤大高
流通経済大柏 2-0 明徳義塾
座間 1-2 久御山
九州国際大付 1-2 西武台
羽黒 1-3 関西大一
野洲 2-3 立正大淞南
宮城県工 0-2 日章学園
滝川二 4-1 鹿島学園

[写真]星稜対駒澤大高。星稜のFW竹本将太(左)と競り合いながら駒澤大高のDF松岡聡太がクリアする

(取材・文　西山紘平)

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【特設】高校選手権2010