beacon

[MOM546]近大附MF荒金照大(3年)_ボランチにFWに変幻自在、ファインゴールで勝利導く

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 近大附2-1聖和学園 NACK]

 近大附(大阪)は前半途中から聖和学園のドリブルサッカーに苦しんでいたが、苦しむチームを勝利に導いたのはこの日ボランチとFWと両方でプレーしたMF荒金照大(3年)だった。ボランチとしては攻撃への繋ぎ役としてチャンスメイクに貢献し、後半の立ち上がりは山田稔監督の指示で攻撃参加を抑えたが、交代策によってFWに入った後は精度の高いシュートやラストパスなどゴールにどん欲に向かい続け、30分には自らの強烈なミドルシュートで、難敵・聖和学園を沈めた。

 聖和学園のドリブルには手こずり、「やりにくい相手だった。相手は結構ヒールでボールに触るなどしてきて、ちょっとマークに付くだけだと相手に触られてそのままドリブルで行かれる。失点した後は焦っていた」と語った荒金。FWに入ってからは「FWになったら点を取ることが一番大事なので、良いボールが来たら決めようと思っていた。吉野晃基が入ってからはしっかりDFに付いてくれると思ったので、そこからはカウンターでチャンスを作れた」と語った通りどん欲にゴールを狙った。

 得点シーンに関しては「ボールが来る前から体の向きを変えてゴールを狙おうと思っていた。ボールが来た時にはイメージができていた。GKに触られたが入って良かった」と狙い通りに決まったシュートを喜んだ。

 3回戦の市立西宮戦に向けては「絶対油断だけはしてはいけない。近畿として絶対負けられない」と同じ関西勢を警戒しつつ、勝利に向けて強い意気込みを見せた。

(取材・文 小林健志)

[写真]チーム最多シュート6本放ったMF荒金照大(3年)

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

▼関連リンク
【特設】高校選手権2011

TOP