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[大学選手権]中学、高校、大学日本一に王手の早稲田大CB菅井「日本一の景色を見せてあげたい」

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[12.24 大学選手権準決勝 早稲田大 5-0 鹿屋体育大 味フィ西]

 早稲田大のゲームキャプテン、CB菅井順平(4年=浦和ユース)はこの日、最終ラインの中央で相手の背後への攻撃を的確にケアするなど、鹿屋体育大を記録上シュート2本に抑えて完封勝利。「古賀(聡)さんが監督になってから守備はしっかりと積み上げてきた。発揮できたかなと感じています」と満足げだった。

 この日の勝利で目標の頂点に王手。13年1月6日に福岡大と戦う決勝は菅井にとって中学、高校に続く日本一を懸けた一戦となる。08年にはMF山田直輝やFW原口元気(ともに現浦和)らを擁した浦和ユースの主将として全日本ユース(U-15)選手権優勝。浦和ジュニアユース時代の05年には日本クラブユース選手権(U-15)大会と全日本ユース(U-15)選手権の2冠を達成している。「個人的には中、高、大で日本一獲ったら凄いなと思っているし、それが手の届くところまで来ている。そこはとても大きなところ。トーナメントの戦い方とか自分は経験があると思っているので、還元していきたい。4年で最後ですし、素晴らしい下級生やスタッフに日本一の景色を見せてあげたいという思いが強いです」。早大の前回日本一は5年前。現役ではその頂を知る選手はいないが、中学、高校で全国制覇を経験し、「頂点を知る」菅井が後輩たちに日本一を味あわせる。

(取材・文 吉田太郎)

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